CES2025で注目されるアウトクリプトの革新技術とテストツール

アウトクリプトの革新技術がCES2025で注目を集める



韓国ソウルに本社を持つアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.)は、2025年1月7日から10日の間、アメリカのラスベガスで開催される世界最大の技術展示会「CES2025」に出展することが決定しました。この展示会では、欧州自動車部品工業会(CLEPA)が主催するイノベーションアワードで「トップイノベーター」に選ばれた、車両セキュリティに特化したテスティングツール「AutoCrypt CSTP」や、革新的なSDV(ソフトウェアによって定義される自動車)向けのソリューションが紹介されます。

市場のニーズに応えるアウトクリプトの使命



現在、自動車業界ではSDVの普及が進んでおり、車両のサイバーセキュリティに対する関心が高まっています。特に、国際規制の導入によって、自動車OEM(原動機装置製造者)やサプライヤーは一定基準以上のセキュリティを求められるようになっています。アウトクリプトは、こうした新たな課題に対処すべく、いくつかの先進的なセキュリティソリューションを開発しています。

展示予定の製品には、車載システム向けのセキュリティソリューションである「AutoCrypt IVS」、暗号化と認証によって安全なV2X(Vehicle-to-Everything)通信を実現する「AutoCrypt V2X」、および脆弱性を早期に発見し対応することで安全な車載システムの開発を支援するテスティングツール「AutoCrypt CSTP」があります。これらのテクノロジーは、車両セキュリティの構築やコンプライアンスの遵守に悩む企業にとって、非常に必要とされているものです。

展示内容と革新技術



1. AutoCrypt CSTP(Cybersecurity Testing Platform)
CLEPAイノベーションアワードで受賞した「AutoCrypt CSTP」は、自動車の開発評価フェーズで検証を行い、早期に脆弱性を発見することを可能にするテスティングツールとして、非常に優れた性能を有しています。テストケースは国際基準(ISO/SAE 21434)に準拠しており、OEMやサプライヤーがコンプライアンスを守るための強力な支援を行います。

2. AutoCrypt IVS
セキュリティリスクが増大しているのに対抗するため、車両内の通信を保護し、自動運転車やSDVの安全性を向上させるための包括的なセキュリティシステムを提案します。これにより、OEMやサプライヤーはWP29およびISO/SAE 21434に準拠したシステム構築が可能になります。

3. AutoCrypt V2X
車車間(V2V)や路車間(V2I)での通信のセキュリティを確保し、自動運転車が安全に運行するための暗号化とユーザ認証を提供します。これによって、不正アクセスやデータ漏洩のリスクを最小化し、セキュアなV2X通信環境を構築します。

アウトクリプトの使命と未来



アウトクリプト株式会社は、自動運転セキュリティやMaaS(Mobility as a Service)ソリューションを手がける企業です。自動運転や交通インフラのセキュリティ通信ソリューションを提供しながら、業界の最新規格に対する対応も行っています。2019年には、世界最大自動車技術カンファレンスの「TU-Automotive Awards」で最優秀自動運転サイバーセキュリティ製品/サービス部門を受賞し、技術力の高さが認められています。また、2022年には「CyberSecurity Breakthrough Awards」で自動車サイバーセキュリティ賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受けています。

今後も、アウトクリプトは自動車業界の進化に貢献し続けることでしょう。新しい技術を駆使して、安全で効率的なモビリティ社会の実現を目指しています。

会社情報

会社名
AUTOCRYPT Co., Ltd.
住所
Sewoo Building, 6-8F 115, Yeouigongwon-ro Yeongdeungpo-gu, Seoul, Korea
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。