ホテル三日月が「エングラフ」を導入
株式会社ホテル三日月は、顧客と従業員のエンゲージメントを向上させるためのサービス「エングラフ」を新たに導入しました。この取り組みは、ポジティブな感情や行動データをもとに、顧客と従業員のさらなるつながりを生むことを目的としています。特に、スパ&リゾートのビジネスモデルを持つ老舗ホテルとして、62年の歴史を誇る同社は、ウェルビーイング経営を掲げる株式会社チッピーと連携し、サービスの提供を開始します。
導入の背景
「人にしかできない仕事」に重きを置くホテル三日月では、スタッフそれぞれの個性を活かした接客が重要とされています。これまで、顧客の声を現場に届けるためのアンケート実施が行われてきましたが、その内容には課題もありました。多くの場合、顧客からの声は課題や改善点に偏りがちで、良い接客の体験が十分に活かされていない状況でした。また、成功体験が秘められたままで、スタッフ同士の共有や刺激し合う機会も少なかったため、モチベーションに関わる問題も生じていました。
こうした背景から、ホテル三日月は「エングラフ」を導入。お客様のポジティブなフィードバックと接客の成功体験を自然に共有できるプロセスを生み出し、スタッフ個々の接客の質をさらに高めることを狙っています。
滿間社長の想い
株式会社ホテル三日月の代表取締役社長である滿間信樹氏は、デジタル化が進む時代においても、人と人とのつながりが最も大切であると強調します。「人にしかできない接客」に価値を見出す彼は、スタッフ一人ひとりが自分らしいスタイルでお客様に向き合える環境を整えていきたいと語っています。
「エングラフ」は、顧客から寄せられる前向きな言葉や成功体験をデジタル的に可視化し、スタッフの自然な気づきや学びを促進することが期待されています。ポジティブなフィードバックがスタッフに届くことで、個性や自信が引き出され、接客の品質が向上していくでしょう。こうした前向きな循環が、全ての現場に活力を与えてほしいと満間氏は願っています。
「エングラフ」の特長
「エングラフ」では、顧客のポジティブな感情と行動データを基に、エンゲージメントを高めることを目指しています。そのために、以下のようなサポートを行っています。
1.
エンゲージメント向上講習: 成功事例を学び、自社の導入や運用に役立てる勉強会を提供。
2.
運用設計支援: スムーズな実施に向け、社内で活用するためのサポートを実施。
3.
データ分析提供: 顧客から得たポジティブなデータを分析し、従業員のエンゲージメントスコアをフィードバック。
4.
戦略策定支援: 企業のエンゲージメント戦略を共に考え、実行をサポート。
このように、エンゲージメントの向上が企業の成長にとっていかに重要であるかを教え、多角的な視点で企業と顧客、従業員の関係を深めるお手伝いをしています。
株式会社チッピーの使命
株式会社チッピーは、ポジティブなコミュニケーションを軸に、様々な業種において顧客とのつながりを育むサービスを提供しています。感情や行動データを活かして企業の成長を後押しする「エングラフ」と、感謝や応援を簡単に送ることができる「Chipee」というツールを通じて、企業、顧客、従業員間の良好な関係を築く手助けをしています。現在、幅広い業種で導入が進んでいるこのサービスは、企業にとって必要不可欠な存在へと成長しているのです。
このように、株式会社ホテル三日月は「エングラフ」を導入することで、顧客との強い結びつきを築き、従業員もその中で成長していけるような未来を見据えた経営を実現していくことでしょう。