ラオス職業訓練の未来
2022-02-14 11:00:12
ラオスでの職業訓練が支える未来への希望と挑戦
ラオスでの職業訓練が支える未来への希望と挑戦
国際協力NGO・IV-JAPANが取り組む職業訓練は、ラオスの貧困層の若者や女性に、新たな生活の道を提供してきました。最近、同団体の研修プログラムを修了した37名の参加者たちは、それぞれの夢を胸に就職や進学に向かって歩き出します。これまで3500名以上がこの訓練を受け、さまざまなスキルを身につけてきました。特に近年では、日本の外務省の助成を受け、ホテル業界に特化した研修が行われています。
魅力的な観光資源を持つラオス
メコン川の風景や、ボロベン高原の美しいコーヒー園、歴史的な遺跡であるワット・プーなど、ラオスは訪れる価値のある観光地が豊富です。観光業は最近急増しており、観光客を受け入れるためのホスピタリティが求められています。このための研修がIV-JAPANの重要な役割となっています。
質の高いホスピタリティ訓練
IV-JAPANが提供する研修は、ホスピタリティに関するさまざまな技術を教えることです。基本的な業務だけでなく、高齢者や障がい者への食事介助や健康管理の技術も学ぶことができます。研修は6か月間で行われ、その成果としては、37名が修了し、いくつかの参加者は早速ホテル業界で働き始めています。
苦境を乗り越える
新型コロナウィルスの影響で多くの国が厳しい状況に立たされる中、ラオスのホテル業界も例外ではありません。しかし、4名がホテルの従業員として就職しました。更に、28名が介護士やレストランのスタッフに採用されるという成果を上げました。残りの9名は進学や就職先を待つ中、特に2名は国立大学に合格することができました。彼らの成功は、IV-JAPANが提供する奨学金と支援によるものです。
続く研修生の受け入れ
現在、ラオスでは新たな20名の研修生が訓練を受けています。彼らは来年の2月末に卒業予定で、実践的なインターンシップを通じてさらにスキルを磨いていく予定です。
観光業の復活に期待
昨年12月には、中国の昆明とラオスのビエンチャンをつなぐ鉄道が開通し、新たな観光客の増加が期待されています。一方で、新型コロナウィルスの影響が続いていることから、依然として厳しい状況でもありますが、再び活気を取り戻すことを心より願っています。教育と職業訓練を通じてラオスの未来が明るくなることを期待しています。
IV-JAPANの取り組み
1988年に設立されたIV-JAPANは、貧困に暮らす人々に職業訓練を通じた自立を支援しています。これは、ラオスだけではなく、他の国々においても実践されています。最近では、全国の職業訓練校との協力を深め、教育の質の向上にも貢献しています。
地域での支援の場を通じて、多くの人々の人生を変える手助けをしているIV-JAPANの今後の活動に注目です。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人 国際協力NGO・IV-JAPAN
- 住所
- 埼玉県さいたま市三橋2丁目545-2シティヒルズ101
- 電話番号
-
048-622-8612