テムザックが延岡市で新たな稲作支援研修を実施
株式会社テムザックは、宮崎県延岡市が主催する「ロボットを活用した稲作支援研修」に運営事業者として参加することを発表しました。この研修は、2024年9月1日(日)に初回が行われる予定で、計3回にわたって実施される予定です。
研修の目的
この研修は、農地の規模に関わらず、市内各地で使用可能な最新の稲作用ロボットやドローン、さらには遠隔操作ができる水管理システムなどを活用し、参加者が最先端の農業技術について学ぶことを目的としています。これにより、農業への興味を引き立て、実際に体験を通じて知識を深めてもらうことを期待しています。
実際のロボットデモンストレーション
参加者は、テムザックが開発した「雷鳥1号」や「雷鳥2号」と呼ばれる農業ワークロイドの実機デモンストレーションを体験できる予定です。「雷鳥1号」は雑草抑制に特化したモデルであり、「雷鳥2号」は耕起アタッチメントを搭載していることで、耕作の効率化を図ります。
研修概要
研修は以下の通りです:
- - 日時: 2024年9月1日(日)13:00-16:00
- - 会場: 北浦公民館(操作体験は北浦町古江の圃場)
- - 参加費用: 無料
- - プログラム内容: ロボット、ドローン、モバイル端末を活用した最先端農業について学べるプログラムで、抑草・遠隔監視ロボットや小型ドローンの操作も体験できます。
参加申し込みや詳細情報は、延岡市の公式HPで確認できます。
延岡市HPのリンク
実施内容の詳細
研修では、新技術に関するさまざまなデモンストレーションが行われます。具体的には、以下のような内容が予定されています:
- - 雑草防除ロボットの説明とデモ
- - 播種ロボットによる圃場でのデモ
- - 遠隔圃場管理の方法や水管理システムについての説明
- - 農業用ドローンの飛行実演や操縦体験
これらの実体験を通じて、参加者は新たな農業技術の可能性を肌で感じることができるでしょう。
のべおか里山塾の取り組み
「のべおか里山塾」は、延岡市が自然や地域の動植物と共生する方法を学ぶ場を提供しています。研修においては、鳥獣被害の問題に対処するための専門的な講義が行われるほか、ロボットを活用した稲作研修や林業体験も予定されています。これにより、地域の人々が直面している課題に対する解決策を模索しています。
テムザックの農業への取り組み
テムザックは、農業従事者の高齢化や担い手不足、耕作放棄の問題が深刻化する中、ロボット技術を駆使した省力化農業に取り組んでいます。特に、米粉用稲作を対象にしたワークロイド農業の導入を進めており、初年度には通算800kgの収穫を達成しました。また、製粉した米粉は「雷粉」というブランド名で食品業者に提供され、地域の6次産業化にも寄与しています。
このように、テムザックは未来の農業を支えるテクノロジーを用いて、農業の発展に寄与し続けています。今後の活動にも引き続き注目です。