古楽器で楽しむ！絵本仕立てのマザーグースの不思議な世界

不思議なマザーグースの世界を体験しよう

皆さん、マザーグースの魅力が詰まった幻想的なコンサートのご案内です。英語の童謡や不思議な歌が織りなす、この独特の世界にあなたも飛び込んでみませんか？本公演は、神奈川県民ホールが主催する「奇妙なマザーグースの話」というタイトルで、2025年12月21日に戸塚区民文化センターで開催されます。

マザーグースとは何か？

マザーグースは、イギリスで代々受け継がれてきた童謡の総称で、実に数多くの楽しい歌が存在します。その歌の中には、「ハンプティ・ダンプティ」や「ロンドン橋おっこちた」といった、私たちにもよく知られたものがあります。これらは、子供たちが楽しむだけでなく、大人たちにも愛されてきた伝統的な歌です。全体で1000以上の歌が存在し、子守歌やなぞなぞ、数え歌など、内容のバラエティも豊富です。

しかし、マザーグースは単なる楽しいメロディだけではありません。「きらきら星」や「メリーさんの羊」のような楽しい歌だけでなく、実は怖い内容のものも多く含まれており、子供たちをしつけるための「教訓」を含んでいることも。このように、笑いの中に風刺を忍ばせた歌も存在し、さまざまな目的で歌われてきました。

絵本のような魅力的な公演

本公演では、マザーグースの中でも特に「怖い」や「奇妙」な歌に焦点を当て、その不思議な体験をお届けします。イラストレーターの山福朱実が描く木版画を大きく映し出し、まるで絵本の中に入り込んだかのような没入感を実感できるステージが展開されます。公開された版画は、18世紀のマザーグース童謡集にも見られるものであり、残酷な物語でさえも優しく描かれているのが特徴です。

古楽器による演奏

さらに、古楽器奏者の西山まりえが演奏するバロック・ハープやヴァージナルが加わります。これらはマザーグースが生まれた17世紀や18世紀の楽器で、当時の雰囲気を再現します。特に、ヴァージナルはヨーロッパの家庭で愛された楽器であり、その珍しさが今回の公演を特別なものとしています。

英語の歌と日本語リーディング

公演では、メゾ・ソプラノの波多野睦美が原語（英語）で歌い上げ、また日本語によるリーディングも担当。英語のリズム感を楽しみながら、内容を理解できるという贅沢な体験が待っています。言葉遊びの面白さは、英語でなければ味わえない部分が数多くあります。

詳細情報

- 公演名：神奈川県民ホール presents 奇妙なマザーグースの話～「怖い」「奇妙」な歌で元気になる！？～
- 日時：2025年12月21日（日）15:00開演（14:30開場）
- 場所：戸塚区民文化センターさくらプラザ・ホール（横浜市戸塚区戸塚町16-17 戸塚区総合庁舎4F）
- 出演：波多野睦美（メゾ・ソプラノ）、西山まりえ（バロック・ハープ、ヴァージナル、編曲）

チケットは全席指定で、一般は3,500円、横浜市民割引は3,000円、24歳以下の方は500円で入場可能です。特に0歳から3歳までは膝上鑑賞が無料というお得な情報もあります。この機会をお見逃しなく！

本公演は、神奈川県民ホールがホストし、戸塚区民文化センターさくらプラザと共催。ぜひ親子で参加して、マザーグースの不思議な世界に浸ってみてください。