第12回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」受賞作品決定
公益財団法人日本漢字能力検定協会が主催する「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」が開催され、今年も数多くの応募作品の中から受賞作品が決定しました。今年の応募数は42,867件に達し、60作品が受賞の栄誉に輝きました。
文部科学大臣賞の新設
今回のコンテストでは、文部科学省の後援を受けて新たに設けられた文部科学大臣賞が注目されます。この賞は、全ての応募者の中から特に優れた作品を表彰するもので、今年度は小学生から一般までの各部門で選ばれた4名が受賞しました。受賞者は以下の通りです。
- - 小学生部門:岩佐美余(中華人民共和国上海市、6歳)
- 漢字「月」
- - 中学生部門:中島陽路(熊本県、13歳、熊本市立五霊中学校)
- 漢字「期」
- - 高校生部門:猿渡すず(熊本県、16歳、玉名女子高等学校)
- 漢字「字」
- - 大学生・一般部門:大湊いずみ(大阪府、会社員)
- 漢字「醸」
これらの作品は各部門にふさわしい特別な意味を持ち、今後の日本の漢字文化を支える新たなシンボルとなるでしょう。
表彰式について
受賞した作品は、2025年3月22日(土)に行われる表彰式で表彰される予定です。この式典は漢字博物館・図書館で開催され、才気あふれる受賞者たちの感動の瞬間を共有する場となります。表彰式は個人賞のみの受賞者が対象となり、多くの期待が寄せられています。
審査員と選考過程
今年度の選考に関して、審査員には著名人が名を連ね、その中には読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏やお笑い芸人のゴルゴ松本氏、川柳作家のやすみりえ氏、書家の華雪氏などが含まれています。多様な視点から選出されることにより、完成度の高い作品が評価される機会が確保されています。
受賞作品の一覧
受賞作品の詳細は、公式サイトで公開されており、興味がある方はぜひ訪問してみてください。なお、受賞作品には文部科学大臣賞、日本漢字能力検定協会賞、審査員賞といった各部門の賞が設けられています。また、団体賞を受賞した団体も多く、教育機関や地域コミュニティの取り組みが評価されています。
受賞した団体例としては、
- - 小平市立小平第十一小学校(東京都)
- - 関西創価小学校(大阪府)
- - 香川大学教育学部附属高松小学校(香川県)
などがあります。
最後に
「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」は、年々多くの参加者によって盛り上がりを見せています。次回は2024年の6月から9月までの期間に開催される予定です。
このように多彩な理由から、様々な思いを込めた漢字に出会えるこのコンテスト。文部科学省が後援するなど、今後さらなる発展が期待されます。興味のある方は、ぜひ来年度の参加をご検討ください。