逗子市がフェアトレードタウンとして再び認定
神奈川県逗子市が、一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(FTFJ)によってフェアトレードタウンとしての認定を更新しました。これは、2015年に初めて認定を受けて以来のことです。市の行政、市民、教育機関、企業が力を合わせてフェアトレードの普及に努めてきた成果が、今回の認定更新に結びつきました。
フェアトレードタウンの取り組み
フェアトレードタウンとは、地域全体でフェアトレードの理念に賛同し、その普及活動を行う仕組みです。逗子市では、毎年さまざまなイベントが開催され、地元企業とのコラボレーションによる製品開発や、若者向けの教育プログラム、ワークショップなどが行われています。これにより市民の意識が高まり、持続可能な発展が促進されています。
地域の日常生活や学校教育にフェアトレードを取り入れる取り組みも評価され、さらなる地域活性化が期待されています。2024年には、地元団体「逗子フェアトレードタウンの会」が中心となり、連続講座やランチキャンペーン、ユーストレーニングを通じた推進体制が強化される予定です。
市長のコメント
逗子市の市長、桐ケ谷覚氏は「平和」に対する思いにフォーカスしたフェアトレードフォーラムを開催したことを述べ、若者の関心の高さにも触れました。市内28ヶ所でのフェアトレード食材を使用したランチキャンペーンや、年4回の啓発講座も実施されており、今後も協力して取り組んでいく意向を示しました。
地元団体の活動
「逗子フェアトレードタウンの会」の共同代表、磯野昌子氏は、活動のスタートからの5年後に認定を受け、本年度は3回目の更新認定を果たしたと報告しました。彼女は、鎌倉市や葉山町がフェアトレードタウンに向けた動きを見せていることに期待を寄せており、湘南地域全体でのフェアトレードの普及に向けて市民の連携が必要だと強調しました。
フェアトレード運動の意義
日本では、2011年にフェアトレードタウンの認定制度が設立されました。以降、多くの自治体がこの制度を活用し、経済的に弱い立場の人々が自立した生活を送れるよう支援する取り組みが進められています。逗子市はその中でも、特に先進的な取り組みを行ってきたモデル都市の一つとされています。
FTFJの内山大志代表理事は、逗子市の認定更新を祝福し、市民と企業の連携が持続的な支援体制を作り出し、地域の活性化に繋がっていると評価しました。逗子市が今後もさらなる活動を通じて、持続可能で公正な社会の実現に貢献することが期待されています。
フェアトレード認定基準
フェアトレードタウン認定には、継続的な取り組みと、市民が主体的に活動することが求められます。推進組織の設立、地域社会への浸透、地域活性化への貢献など、複数の基準が設けられています。これらの基準に基づき、自治体がフェアトレードの理念を広めることが重要とのことです。
共同の力で地域づくりを
逗子市は、持続可能な地域づくりと国際協力の普及に向けて、今後もFTFJと共に協働していくことを決意しています。地域での賛同者を増やし、様々な取り組みを進めることで、フェアトレードの理念が広がり、より良い社会を目指す動きが広がっていくことが期待されます。