幸福(しあわせ)のチョコレート®と児童労働撲滅への取り組み
フェリシモが展開する「幸福(しあわせ)のチョコレート®」は、チョコレートを通じてカカオ産地での児童労働撲滅を目指す「LOVE & THANKS基金」を設立し、2024年度の支援金額が発表されました。この基金は全国のチョコレート愛好者とともに活動を進めており、これまでに累計で34,183,045円を拠出してきました。その中には、2024年度の支援金2,586,263円も含まれており、今後の展開にも注目が集まります。
活動内容とその意義
「幸福のチョコレート®」が販売するチョコレートの価格には、その売上の一部が「LOVE & THANKS基金」として寄付される仕組みがあります。具体的には、バイヤーみりが選定した特別なチョコレートを購入することで、児童労働の撤廃を支援できるのです。特に「スマイル・ガーナプロジェクト」には、原材料を作るカカオ農家、商品を製造するショコラティエ、さらには購入者すべてが参加できる形となっています。この活動は、チョコレートを楽しむことが直に社会貢献につながる、新たな形の消費者参加を促すものです。
具体的な拠出金額の内訳
2024年度の拠出金額は以下の通りです。
1.
ダイレクトマーケティングからの売上: 2,524,881円
これには、デジタルカタログやウェブサイトからの購入が含まれています。
2.
催事での寄付: 61,382円
フェリシモ チョコレートミュージアムや百貨店でのイベントで生成された売上から、基金として支出されました。
このように、購入者が直接参加する形での支援が実現されており、全ての人が平等に「ともにしあわせになるしあわせ」を実感できます。
チョコレートバイヤーみりの役割
この活動を支えているのが、チョコレートの専門バイヤーである木野内美里、通称「みり」です。27年間の経験を持つ彼女は、世界中のショコラティエの元を訪れ、独特で美味しいチョコレートを発見し続けています。これまでに約500ブランド、2900種類を日本に導入してきた実績があります。彼女の仕事は、ただチョコレートを輸入するだけでなく、各国の背景やカカオの生産事情を踏まえた講演やセミナーも行っています。
これからの活動と展望
「幸福(しあわせ)のチョコレート」は今後も、より多くの人にその意義を知ってもらい、児童労働撲滅に向けた取り組みを拡張していく計画です。来る11月からは、全国でチョコレート講座を開催し、チョコレートの楽しみ方やその背景にあるストーリーをシェアしていくことになっています。この講座では、参加者が実際にチョコレートを試食しつつ、その文化や製造過程を学ぶことができ、マインドフルな消費への道を開く機会を提供します。
さらに、2025年に向けたカタログ『幸福のチョコレート2025』の予約も開始されており、独自のレアチョコレートを通じた支援の輪を広げています。チョコレートを愛することが、世界のカカオ農家や子供たちの未来に貢献できる。このサイクルを描くことで、より多くの人が「幸福のチョコレート」の価値を実感できるようなるでしょう。
結論
「幸福(しあわせ)のチョコレート®」と「LOVE & THANKS基金」による新しいアプローチは、多くの人々が楽しみながら社会貢献できる方法を示しています。このような活動が広まることで、チョコレートの背後にいる人々の状況が改善され、共にしあわせな社会が実現することが期待されています。今後もこの取り組みから目が離せません。
さらに詳細な情報は、
公式ウェブサイトを通じて確認することができます。