山手線5G通信速度調査
2025-06-25 10:55:18

2025年山手線の混雑時間帯における5G通信速度調査結果

山手線の混雑時間帯における5G通信速度の実測調査



株式会社ICT総研が2025年6月に実施した山手線の混雑時間帯における5G通信速度の測定結果が公表されました。この調査は、混雑する平日朝夕のラッシュ時間帯に焦点を当て、国内主要4社の通信環境を比較することで、リアルな通信実態を把握することを目的としています。

調査の背景と目的



2025年の社会において、通信速度は日常生活における大きな影響を与えています。そのため、信頼できる通信環境が求められる中で、ICT総研は、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルの四大通信キャリアの速度を比較するための調査を実施しました。調査の結果、各社の混雑時における通信速度が明らかになりました。

測定方法と結果



調査に使用されたのはGoogle Pixel 7aで、山手線のホームに設置された30駅で下り(ダウンロード)と上り(アップロード)速度を3回ずつ測定しました。この際、5G優先のネットワーク設定がなされた上で、朝の7時から9時、夕方の5時から8時にかけての混雑時間帯内での測定が行われました。

各社の通信速度



調査の結果、下り通信速度においてauが177.4Mbpsで首位、NTTドコモが174.5Mbpsで続き、ソフトバンクは156.7Mbpsでした。対照的に、楽天モバイルの下り速度は18.5Mbpsで大きく後れを取っています。上り通信速度においてはソフトバンクが55.2Mbps、auが40.7Mbps、NTTドコモが26.8Mbps、楽天モバイルが16.6Mbpsとなっており、上りも同様に楽天モバイルは低い数字を記録しました。

さらに、混雑した時間帯における下り通信速度は、閑散時間帯と比較して63.8%と大幅に低下しました。閑散時間帯の平均速度が206.5Mbpsであったのに対し、混雑時間帯では131.8Mbpsと大きな差が生じる結果となりました。

5G受信地点比率



全30地点における5G受信地点比率は4社平均で79.2%となり、これは閑散時間帯の94.2%と比べると劣った結果でした。特にauと楽天モバイルは顕著な下降を示し、混雑時の受信状況が厳しいことがうかがえます。

通信速度の最高地点と最低地点



今回の調査で下り速度が最も速かった場所は原宿駅で393.2Mbpsに達し、似たような速度を記録した巣鴨駅もありました。一方、品川駅は14.8Mbpsという非常に低い速度にとどまり、通信速度の地域差も明らかになりました。

まとめと今後の展望



ICT総研では今後もユーザーにとって重要な通信環境の指標となる実測データを提供し続ける方針です。時間帯や混雑状況による通信速度の変動は、今後の通信サービス向上への鍵であると考えられます。日々進化する通信技術の中で、ユーザーが安心して使える環境を実現するための研究は今後も続くでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 ICT総研
住所
東京都中央区東日本橋2丁目-27-24イクソン日本橋ビル
電話番号
03-6206-0941

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