DXコンサル成功の秘訣
2024-01-22 11:00:02

DXコンサル導入企業の実態調査:成功のカギは「日々のコミュニケーション」にあり

DXコンサル導入企業の実態調査:コミュニケーションが成功を分ける



近年、企業におけるDX推進は喫緊の課題となっています。経済産業省のDXレポートでも指摘されているように、2025年の崖を回避するためには、抜本的なデジタル化が不可欠です。そのため、DXコンサルティングサービスの需要が高まっています。しかし、その導入効果や成功要因については、依然として不明な点が多く残されています。

そこで、株式会社シイエヌエスが実施した「DXコンサルティング企業導入に関する実態調査」の結果を基に、DXコンサル導入の現状と成功のためのポイントを解説します。

調査概要



本調査は、過去にDXコンサルティングサービスを導入した経験のある会社員・経営層400名(20~60代)を対象としたインターネット調査です。調査期間は2023年10月20日から24日です。

主要調査結果



導入目的と意思決定プロセス



DXコンサル導入の目的として、全職位で「業務プロセスの改善・効率化」が最も多く挙げられました。また、期待効果として「デジタル戦略の策定」が上位にランクインしています。これは、多くの企業がDXによる新規事業開拓よりも、まず既存業務の効率化を優先していることを示唆しています。

意思決定プロセスにおいては、経営層の意見が重視されている一方で、管理職や一般社員の意見も約6割が反映されていると回答しました。これは、DX推進において、現場の声を反映させることが重要であることを示しています。

契約解消とコミュニケーション



DXコンサルとの契約を解消した企業の半数以上が、3年以内に契約を終了していました。一方、現在も導入を継続している企業は、契約解消した企業と比べて、DXコンサルタントとのコミュニケーション頻度が4倍も多いという結果が出ました。特に、「毎日コミュニケーションを取っていた」と回答した割合は、継続企業が12%に対し、解消企業はわずか3%でした。

満足度



DXコンサル導入後の満足度についても、継続企業と解消企業の間で大きな差が見られました。「非常に満足している」と回答した割合は、継続企業が32%であるのに対し、解消企業は8%にとどまりました。

成功のカギ:現場との密なコミュニケーション



以上の結果から、DXコンサル導入の成功には、経営層だけでなく、管理職や一般社員を含む現場との密なコミュニケーションが不可欠であることが分かります。毎日コミュニケーションを取ることによって、課題の共有、迅速なフィードバック、そして継続的な改善が可能になります。

単なるシステム導入だけでなく、現場のニーズを踏まえた業務プロセス改善、デジタル戦略の策定、そして継続的な伴走支援こそが、DXコンサルティングの真の価値と言えるでしょう。

株式会社シイエヌエス



本調査を実施した株式会社シイエヌエスは、SIerとしての知見を活かし、経営層と現場の両方の視点を取り入れたコンサルティングを提供しています。彼らの専門性は、単なるシステム導入にとどまらず、真のDX推進を支援することにあります。

まとめ



DXコンサルティング導入を成功させるためには、経営層と現場の双方との緊密なコミュニケーションが不可欠です。短期的視点ではなく、長期的な視点で、現場のニーズを的確に捉え、継続的な伴走支援を行うことが重要です。

会社情報

会社名
株式会社シイエヌエス
住所
東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル9階
電話番号
03-5791-1001

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