常滑市制70周年記念アートプログラムに選ばれたアーティストたち
常滑市は、2024年に市制70周年を迎えるのを機に、特別なアーティスト・イン・レジデンスプログラム「TOUCH! TOKONAME」を開催します。このプログラムには、世界各国から656件の応募が寄せられ、その中から選ばれたアーティスト3組が決定しました。以下に、招待アーティストたちのプロフィールと彼らのアートに対する期待を紹介します。
招待アーティスト
リリー・クラーク(アメリカ)
- - 年齢: 30歳
- - 専門: 陶芸
- - 作品のテーマ: 水の動き
リリー・クラークさんは、ロサンゼルス出身の陶芸アーティストで、水の動きをテーマに様々な素材を使用した独自の作品を手がけています。彼女はグラフィックデザインをも専門としており、日本の水琴窟に対して強い興味を持っています。常滑市の陶芸の歴史や地理的特徴が、彼女のアートにどのように影響を与えるのかに注目です。
クルトゥラ・コレクティバ(インドネシア)
- - 構成メンバー: ディアス・プラブ(36歳)、デウィ・ブキット(42歳)、クリスチャン・シヒテ(28歳)
- - 専門: テキスタイル
クルトゥラ・コレクティバは、伝統文化と現代アートの融合を目指すインドネシアのアートコレクティブです。彼らはバティック技法を用い、物語を布地に描き出すことをテーマにしています。常滑の人々との交流を通じて生まれる新たな物語やアート表現が期待されます。
金子未弥(日本)
- - 年齢: 34歳
- - 専門: パフォーマンス・平面・立体
神奈川県出身の金子未弥さんは、都市の記憶をテーマにした作品で知られています。彼女は多摩美術大学で博士号を取得しており、常滑市でのプロジェクトによって、地域の歴史や記憶をアートとして再構築することを目指しています。市民との対話を通じて、どのような作品が生まれるのか楽しみです。
審査員の見解
今回の選考は、審査員による厳正な審査を経て行われました。勝冶真美氏は「TOUCH! TOKONAME」の意義を称え、アーティストたちの新しい視点やアート作品が地域にもたらす影響に期待を寄せています。また、崔 宰熏氏は、アーティストたちが常滑の風土や文化にどのように触れ、新たな表現に発展していくのかに期待しています。外舘和子氏も、選ばれたアーティストたちが地域との交流を通じて、素晴らしい作品を生み出すことを願っています。
プログラムのスケジュール
- - 事業期間: 2024年6月~10月
- - アーティスト滞在期間: 2024年9月12日~10月31日
- - 成果発表展: 2024年10月19日~10月27日
このプログラムを通じて、常滑市は国際的な文化都市としての素晴らしい位置を確立しようとしています。アーティストたちが持つ独自の視点が、地域社会との対話を生み出し、新しいアートの可能性を模索する機会となることでしょう。今後のイベントや発表にぜひご注目ください。