自然再生基本方針を見直す！令和6年度第2回自然再生専門家会議開催

自然再生基本方針を見直す！令和6年度第2回自然再生専門家会議が開催決定

国土交通省、農林水産省、環境省の3省は、令和6年11月22日(金)に「令和6年度第2回自然再生専門家会議」を開催すると発表しました。この会議では、日本の自然環境保全における重要な指針である『自然再生基本方針』の見直しをはじめ、具体的な自然再生事業実施計画について議論が行われます。

会議の目的と議題

今回の会議は、自然再生推進法に基づき、専門家の意見を聴取することを目的としています。主な議題は大きく2つ。1つ目は、時代の変化を踏まえた『自然再生基本方針』の見直しです。持続可能な社会の実現に向け、自然再生のあり方について、多角的な視点からの議論が期待されます。

2つ目は、各地で進められている自然再生事業の実施計画に関する協議です。具体的には、中海、阿蘇草原における自然再生事業の第3期計画が検討されます。これらの地域は、それぞれ独自の生態系と課題を抱えており、それぞれの状況に最適な再生計画の策定が求められます。専門家会議では、計画の妥当性や実現可能性について、詳細な議論が交わされるでしょう。

会議への参加方法

会議は、航空会館901会議室とオンラインの両方で開催されます。オンラインでの傍聴を希望する場合は、事前に農林水産省のウェブサイトにある申込フォームから申し込みが必要です。締め切りは11月20日(水)12時。定員に達した場合は、先着順となります。傍聴の可否については、後日連絡があります。

会議資料は、11月21日(木)18時までに環境省のウェブサイトで公開される予定です。オンライン配信はライブ配信のみで、後日の視聴はできません。また、オンライン配信の撮影、録音、URLの転送やSNSへの公開は禁止されています。

自然再生への取り組み

近年、地球温暖化や生物多様性の減少など、自然環境を取り巻く課題は深刻さを増しています。自然再生は、失われた自然を取り戻し、生態系の保全、防災機能の強化、地域社会の活性化など、多様な効果をもたらす重要な取り組みです。今回の専門家会議での議論が、今後の日本の自然再生政策の方向性を大きく左右することになるでしょう。

まとめ

令和6年度第2回自然再生専門家会議は、日本の自然環境保全の未来を左右する重要な会議です。会議の開催と、オンライン傍聴の機会が提供されることで、国民一人ひとりが自然再生への関心を高め、具体的な取り組みを理解する機会となることが期待されます。会議の議事録や決定事項は、後日関係省庁のウェブサイトで公開される見込みです。