大阪工業大学が実現する新しいプログラミング教育
大阪工業大学は、学生に最新の技術を提供するために、生成AIを用いた新たなプログラミング教育をスタートしました。このプログラムは、情報科学部の1年生を対象に、生成AIを有効に使いこなすことを目指した教育システムです。オンライン教材や生成AI、さらには実践的なチーム開発の要素を組み合わせ、学生がC言語の基礎から実践に至るまでを一貫して体験できるよう設計されています。
新たな授業の特徴
従来の教育方法とは異なり、このプログラミング教育では文法を単に覚えるのではなく、チームで協力して実際に開発を行うことが大きな特徴です。企業との連携を通じて、段階的で実践的な学習が実現されています。1年生からGitHubやVisual Studio Code(VSCode)、さらに生成AIを用いるという新しい試みを取り入れています。
1. 基礎力の定着
まず、学生は「paiza(パイザ)ラーニング」というオンラインプログラミング学習サービスを利用します。この教材はC言語の基本文法を3分程度の動画で学習でき、論理的思考や周辺知識を効率的に学ぶことができます。学生はそれぞれのペースに合わせて基礎を確実に身につけられます。
2. 開発環境の構築
次に、各学生は自身のノートパソコンにC言語の開発環境(VSCode)とGitHubを設定します。実際のソフトウェア開発に近い形で演習を行い、環境構築やチーム開発の基本スキルを学びます。これにより、実践的なプログラミングの技術を習得できます。
3. ゲーム開発を通じた共創
教育の最もユニークな部分は、チームでゲームを開発し、生成AIと協力して設計する点です。各チームは5人で構成され、アイデアを生成AIと共に形にしていきます。学生はAIが生成したコードを理解し、必要に応じて修正・改善を行う過程で実践力を養います。これは単にAIに頼るだけではない、実践的な学びを通じて深い理解を促します。
企業との連携
この授業には企業との密接な連携があり、教材や支援を通じて、基礎から応用までを一貫して学べるカリキュラムが組まれています。学生は授業で学んだ内容にとどまらず、自発的に探求し、学びの幅を広げる姿勢を見せています。最終的には、paizaからも講評が行われ、優れたチームには表彰も予定されています。
社会的意義
生成AIが急速に拡大する現代において、AIを安全かつ理解して活用する能力が求められています。本プログラムは、C言語を基にプログラミング力やAIリテラシー、協働的ものづくり力を育成し、学生が今後の社会に貢献できる人材へ成長するための基盤を提供します。
作品発表会の開催
この取り組みの成果は、2026年1月14日に開催される作品発表会で公開されます。この発表会では、学生たちがC言語を基にしたオリジナルゲームをデモし、その開発プログラムについて説明します。この機会に、生成AIが教育に与える影響を直接見てみてはいかがでしょうか。ぜひ、多くの方々にご参加いただきたく思っています。
詳細は以下の通りです:
- - 授業科目:C演習I
- - 日時:2026年1月14日(水)11:00〜12:40
- - 場所:大阪工業大学 枚方キャンパス 1号館5階 第1情報処理演習室
- - 発表内容:オリジナルゲームのデモと開発プログラムの工夫の説明