2025年3月、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催される「NVIDIA GTC 2025」では、最新のAI技術が一堂に会します。このカンファレンス内のプログラム「DesignAI Live」に、株式会社Final Aimから最高デザイン責任者の横井康秀氏が登壇することが決まりました。この発表は、生成AI技術を駆使したデザイン革命の一環として多くの注目を集めています。
Final Aimは、2019年12月に創業し、2022年には米国本社を設立しました。主に生成AIを活用したデザイン開発や知的財産権の管理を手がけるプラットフォーム「Final Design」を展開しています。このプラットフォームは、ヤマハや本田技研工業といった有名企業と協力し、デザインプロセスの革新を実現しています。
NVIDIA GTCは、AI分野で最も有名なカンファレンスの一つであり、2025年には25,000人以上が参加し、さらに30万人がオンラインで視聴する見込みです。基調講演にはNVIDIAの創業者であるジェンスン・フアン氏が登壇し、AIとアクセラレーテッドコンピューティングの未来について語ります。
「DesignAI Live」では、横井氏が世界トップクラスのアーティストやデザイナーたちとともに、生成AIがアニメーションやVFX、デザインにどのように革新をもたらすかについてお話しします。横井氏は、多摩美術大学を卒業し、ニコンなどの経験を経て、3Dプリントのスタートアップに参加。その後、デジタル製造プラットフォームを立ち上げ、2019年にFinal Aimを共同創業した実績があります。
このような背景の中、横井氏の登壇はFinal Aimの技術力やお客様とのコラボレーションの成果が評価された証とも言えます。本イベントでは、生成AIがクリエイティブな分野にどのように影響を及ぼすのか、その実例を交えたライブデモが行われる予定です。
横井氏は、生成AI活用による新たなデザインの可能性を広げると同時に、実際に使用する際の知的財産権の問題についても深く掘り下げるとしています。将来的にはこの技術が、製品開発やビジネスモデルに革命をもたらし、より効率的かつ安全にデザイン活動を行える環境を実現することを目指しています。
「DesignAI Live」の開催日程は2025年3月18日(火)の現地時間午後7時半から9時半で、会場はHyatt Place San Joseとなっています。参加するためには、NVIDIA GTCへの参加パスが必要です。詳細については、公式サイトを参照してください。AIに関心のある方、特にデザインやクリエイティブな領域に従事している方々にとって、このイベントは必見です。新しい時代のデザインプロセスに触れ、未来を見据える貴重な機会となるでしょう。