「森と都市をつなぐ木育」をテーマに、第12回木育サミットin福岡-あさくら開催!
第12回木育サミットin福岡-あさくら:森と都市をつなぐ未来への取り組み
2023年11月30日、福岡県朝倉市において、「第12回木育サミットin福岡-あさくら」が盛況のうちに幕を閉じました。本サミットは、木と人との関わりを深め、持続可能な社会の実現を目指す「木育」の推進を目的としたイベントです。
今年のテーマは「森と都市をつなぐ木育」。2017年の九州北部豪雨で甚大な被害を受けた朝倉市を舞台に、自然災害からの復興と木育の連携という重要なテーマが取り上げられました。
豪華な顔ぶれが集結したサミット
サミットには、林野庁長官 青山豊久氏、朝倉市長 林裕二氏をはじめ、各界の専門家や関係者、そして多くの一般参加者が集まりました。
午前中は関係者限定の第1部として、「ウッドスタート宣言」調印式が行われました。これは、木材を活用した子育て支援を推進するための取り組みで、朝倉市、グリーンコープ共同体、林野庁、芸術と遊び創造協会が共同で宣言に署名しました。調印後には、関係者による活発な意見交換が行われました。
多様な視点からの木育の可能性を探る
午後からは一般参加者も参加できる第2部が開催されました。基調講演では、子どもの発達と木育の可能性、そして福岡おもちゃ美術館における木育の取り組みについて、専門家から深い洞察が示されました。
続くシンポジウムでは、「市民協働と木育~山や森を身近に感じるために~」をテーマに、活発な議論が交わされました。林野庁長官、企業代表、NPO関係者らが、それぞれの立場から木育の重要性や地域活性化への貢献について意見を交わし、参加者も積極的に意見を述べるなど、会場全体が一体となって未来を担う木育のあり方を模索する場となりました。
さらに、地域活性化と木育、親子に伝える木育といったテーマに分かれた分科会も実施され、各分野の専門家による講演やワークショップを通じて、木育の多様な可能性が示されました。
未来への誓い:福岡あさくら木育共同宣言
サミットの最後には、「福岡あさくら木育共同宣言」が採択されました。朝倉市、地元企業、関係団体が連携し、木育を通じて持続可能な地域社会の構築を目指していくという、未来への強い決意表明となりました。
グリーンコープ共同体の役割
本サミットを共催した一般社団法人グリーンコープ共同体は、西日本を中心に16の生協で構成される団体です。「安心・安全な食べものを子どもたちに」という理念のもと、地域社会への貢献を積極的に行っています。今回のサミットへの参加も、その理念に基づく取り組みの一つと言えるでしょう。
木育サミットの意義
今回のサミットは、単なるイベントにとどまらず、自然災害からの復興、地域活性化、そして未来世代へのバトンタッチという、重要なメッセージを発信するものとなりました。木育が持つ可能性を再認識し、その普及に向けた取り組みを加速させる契機となったと言えるでしょう。
今後の展望
「森と都市をつなぐ」というテーマを胸に、木育サミットは今後も活動を継続し、地域社会の活性化に貢献していくものと期待されます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人グリーンコープ共同体
- 住所
- 福岡県福岡市博多区博多駅前1-5-1博多大博通ビルディング4F
- 電話番号
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092-481-4800