能登半島地震を受けた体力テスト支援、ALPHAが新たな一歩を踏み出す

能登半島地震からの復興に向けた新たな取り組み

2020年度に提供が始まった体力テストデジタル集計システム『ALPHA』を開発・運用しているPestalozzi Technology株式会社（以下、ペスタロッチ）は、今年の5月16日に石川県能登町教育委員会との連携協定を締結しました。この協定は、令和6年に発生した能登半島地震の影響を受け、特に被災した児童・生徒の体力・運動能力を向上させることを目的としています。

背景と目的

能登半島は、地震によって一時的に運動場が仮設住宅に占拠されるなど、児童や生徒が運動を行う機会が大幅に減少しました。体力や運動能力の低下が懸念される中、ペスタロッチは「運動データを価値あるものに」というパーパスのもと、ALPHAを通じて個別最適な学びを提供し、教員の負担を軽減することを目指しています。協定の目的は以下のとおりです。

- 被災した児童・生徒の体力・運動能力向上
- 学校教育における体育分野の情報化推進

連携の内容

この協定により、以下の取り組みが行われることになります。
1. ALPHAの提供
2. 体力テストと生活習慣アンケート結果の調査及び分析
3. その他、両者が合意する活動

特に、2025年度まではALPHAを無償で提供することが決定しており、能登町の子どもたちに対する支援が強化されます。

ALPHAの特徴

ALPHAは、PCやタブレットなど、あらゆる端末から利用可能な運動データ集計ツールです。従来の体力テストでは、児童・生徒が手書きで記録を行い、教員がそれをExcelに手打ちする必要がありましたが、ALPHAを使えば、デジタル端末から直接データを入力し、教職員がリアルタイムで確認することが可能です。具体的な特徴は以下の通りです。

- 時間短縮: 従来の方法では、データ入力に多くの時間がかかっていましたが、ALPHAでは児童自身が直接デジタルに入力することで、この作業が大幅に軽減されます。
- スピーディーなデータ連携: 結果がリアルタイムで反映され、運動動画も即時に視聴できます。これは、従来の紙ベースの方法では考えられなかった速さです。
- 幅広い端末互換性: PCやタブレットはもちろん、スマートフォンからでもアクセス可能で、GIGAスクール構想に基づく教育環境にスムーズに適応します。

まとめ

ペスタロッチと能登町の協力は、今後の教育環境にどのような変化をもたらすのか、期待が高まります。被災した地域での体力・運動能力向上をサポートし、子どもたちの健康維持に貢献するこの取り組みは、他の地域にも波及効果をもたらすかもしれません。さらなる情報や具体的なサービスについては、公式ウェブサイトを訪れてみてください。

ALPHAサービスページ