横浜市で新たなイノベーションエコシステムの形成へ
2024年8月9日、Venture Café Tokyoが新しい交流プログラム「YOKOHAMA CONNÉCT」を発表しました。このプログラムは、横浜市のみなとみらい21地区において、技術系スタートアップの成長を支援するための新拠点を設けることを目的としています。
Venture Café Tokyoは、東京都港区に本拠を置くグローバルなイノベーションコミュニティです。世界14都市に拠点を持ち、イノベーションの推進を図る数多くのプログラムを展開しています。今回の横浜での取り組みは、国内で7拠点目となり、特に「Tech and Global」というテーマにフォーカスしています。
今回のプログラム開始に至る背景には、横浜市がこれまで培ってきたスタートアップ支援の努力があります。横浜は、企業のResearch & Development(R&D)部門が集中しているため、技術系人材の多さや企業・大学などとの連携強化により、独自のイノベーションエコシステムを構築することで、アジア地域をリードするポジションを築こうとしています。
新拠点の概要
「技術系スタートアップ成長支援拠点(仮称)」は、2024年11月に設置予定で、設置場所は横浜市西区みなとみらい2丁目の横浜ランドマークタワー敷地内に位置しています。運営は三菱地所株式会社と横浜未来機構が行い、地域のスタートアップや投資家の集結を促進します。この新たな拠点では、ビジネス人材が日常的に出会い、スタートアップの技術シーズの事業化に向けた機会を提供する場となります。
初回プログラムは2024年11月11日(月)に開催予定です。詳細は今後公開される予定で、参加者同士がアイデアを交換し、協力し合う機会を提供し続けます。
YOKOHAMA CONNÉCTの運営
YOKOHAMA CONNÉCTの運営チームは、海外テックスタートアップの日本進出を支援してきたMarcelさんが率いるグローバルなチームです。Marcel氏は、日本市場における戦略企画およびサポート業務に長けており、過去には多くの成功事例を持つ信頼のおけるリーダーです。また、プログラムだけでなく、技術系スタートアップ成長支援拠点に常駐し、コミュニティの育成にも注力します。
Marcel氏は、横浜で新たに創り上げるイノベーションスペースについて「光栄に思っています。横浜と義援に参加することができ、地域の人々を巻き込んだ活気に満ちたコミュニティを構築していく所存です」とコメントしています。
未来に向けた期待
横浜市の取り組みは、地域のイノベーションエコシステムを強化するだけでなく、国内外のスタートアップとの連携を通じて、さらなる成長を目指しています。Venture Café Tokyoの代表理事、小村 隆祐氏は「我々のネットワークを活かし、横浜と世界のエコシステムの発展に貢献していきたい」と力強く語ります。
この新たな取り組みに期待が寄せられる中、YOKOHAMA CONNÉCTは、イノベーションを生み出すコミュニティとして、多くの人々の参加を待っています。興味のある方は、この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。