オーガニックな日本酒「つなぐ」が未来を変える新たな挑戦
一般社団法人オーガニックヴィレッジジャパン(OVJ)が2年の歳月をかけて生み出した日本酒の新商品、純米酒「つなぐ」が登場しました。この酒は有機な素材と伝統的な技術を駆使して作られており、ビオサケのシンボルとしての役割を果たすことを目指しています。2024年10月3日より販売が開始され、自然栽培を行う生産者との連携がもたらした魅力的な一本が、酒愛好家や飲食店を待ち望む声に応えます。
社会的背景と酒造りの現状
2022年の改正JAS法により、有機JAS規格が酒類にも適用されるようになり、オーガニックな酒造りは活性化の兆しを見せています。OVJはその流れに乗って、消費者とのつながりを深めるための「ビオサケ」プロジェクトを開始しました。オーガニックな日本酒を普及させる取り組みは、今後の日本酒業界の未来を左右する重要な要素といえるでしょう。
「つなぐ」の詳細と魅力
「つなぐ純米酒白露仕込み」は、長野県伊那市で自然栽培された「亀の尾」と、神奈川県愛川町で有機栽培された「山田錦」を使用しています。酒造りは福島県郡山市にある仁井田本家が担当し、現代風にアレンジされた伝統的な製法を用いています。精米歩合は90%、アルコール度数は14%で、夏から秋にかけての製造を経て完成しました。
この日本酒が掲げる「つなぐ」の名は、米づくりと酒造り、そして消費者との深いつながりを意味しています。オーガニックな素材をふんだんに使用した「つなぐ」は、まさに未来のビオサケを感じることができる一品です。
販売・試飲会の情報
2024年10月3日から3日間、東京で行われる「オーガニックライフスタイルEXPO2024」内の「ビオサケ試飲ブース」でお披露目されます。この試飲会では無料で「つなぐ」を試飲できる機会があり、入場予約をすることで誰でも参加可能です。さらに、この期間に生酒バージョンも販売される予定です。
また、10月から12月には「つなぐ」に合うおつまみと共に試飲会を実施する計画もあり、詳細はOVJのオフィシャルサイトで随時発信されます。
ビオサケプロジェクトのビジョン
「ビオサケ」とは、酒造りと消費者のつながりを構築するプロジェクトです。オーガニックな農産物を使用し、自然環境を重視した製造方法を採用することで、持続可能な社会の実現を目指しています。この取り組みは、日本の伝統的な酒文化を未来に引き継ぐために重要な役割を果たします。
OVJは、オーガニックに関心を持つ蔵元や生産者、流通業者、飲食店との連携を強化し、さらなるビオサケの普及を推進していきます。これまで以上に意識が高まる中で、オーガニックな日本酒の価値が広がることが期待されます。
お問い合わせ
「つなぐ」に関する購入や試飲会についての詳細は、恵比寿松田酒店またはOVJのオフィシャルサイトをご覧ください。日本の酒文化の新たな一歩を、ぜひとも自らの舌で感じてみてください。