オムロンベンチャーズ、株式会社HQへの出資
オムロンベンチャーズ株式会社が、株式会社HQに出資したことが発表されました。この出資は、両社が掲げる「社員の健康を通じた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現」という共通のビジョンに基づいています。HQ社は、「テクノロジーの力で、自分らしい生き方を支える社会インフラをつくる」ことをミッションに、次世代福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」をはじめとするサービスを展開しています。
HQ社の取り組み
株式会社HQは、急速に変化する労働環境や社会情勢に応じた福利厚生サービスを提供することに注力しています。特に「カフェテリアHQ」と「リモートHQ」は、多様な選択肢を社員に提供することで、彼らのライフスタイルやニーズに寄り添った新しい福利厚生の形を実現しようとしています。
「カフェテリアHQ」では、法定外福利費を「コスト」から「投資」へと転換し、企業と社員の双方にとって有利な状況を構築します。これは企業側にとっても、社員の健康やキャリア形成を後押しする戦略と連動しており、結果的に企業の生産性向上にも寄与することが期待されます。
福利厚生費の構成割合
2020年に実施された第64回福利厚生費調査報告書によると、日本企業における法定外福利費は、主に持家区域やライフサポート、レクリエーション活動に使われています。これに対して、HQ社は「カフェテリアHQ」を通じて、企業がこれらの多様化するニーズに応えられるよう、福利厚生の提供方法を根本から見直しています。特に、個々の社員に対してパーソナライズされたサービスが提供されることで、社員の満足度も大幅に向上する見込みです。
オムロンベンチャーズの役割
オムロンベンチャーズ株式会社は、オムロングループが掲げる中長期計画「SF2030」と整合をとりながら、社会的課題に取り組むスタートアップへの投資活動を進めており、HQ社との連携を強化することで、今後の福利厚生サービスの社会実装にも貢献したいと考えています。オムロンは、1933年の創業以来、そのテクノロジーを駆使して、信頼と実績を積み上げてきました。現在では、FA(Factory Automation)、スマートシティ、デジタルヘルス、エネルギーマネジメントなど多岐にわたる分野での投資活動を行っています。
今後の展望
この出資を契機に、オムロンベンチャーズはHQ社との協力を通じて、社員一人ひとりの心身の健康や生活の質の向上に寄与する多様な施策を展開していく予定です。これにより、日本企業の健保の持続可能性と社会インフラの充実が期待され、今後の成長が見込まれます。
オムロンベンチャーズとHQ社の連携によって、福利厚生制度が見直され、それが企業の競争力強化にもつながることでしょう。今後の動向に注目が集まります。