工事現場の新しい試み
2025-09-16 11:04:16

聴覚障がい者に優しい工事現場を目指すタミヤホームの新たな挑戦

タミヤホーム、デフフレンドリーな現場シートを制作



株式会社タミヤホームは、2025年に東京で開催される「デフリンピック2025東京」を契機に、聴覚障がい者に配慮した取り組みを進めています。このたび、耳の聞こえない漫画家・うささ氏とのコラボレーションにより、工事現場での危険を視覚的に伝えるオリジナルの現場シートを制作しました。

聴覚障がい者の視点からの工事現場の危険



「デフリンピック2025東京」とは、聴覚障がい者の運動会であり、その開催を通じて私たちは音のない世界での生活における危険性を再認識しました。工事現場は音に満ち溢れており、その音は通行人に工事中であることを知らせる重要な役割を果たします。しかし、聴覚障がいのある方々には、これらの音が情報として全く届きません。そのため、彼らが知らず知らずのうちに危険な場面に近づいてしまうリスクがあることに気づいたのです。

また、現場を覆い隠すシートは一見すると工事の種類が分からず、音に頼ることができない聴覚障がい者にとってはさらに危険です。解体工事か塗装工事か、見た目からは判断ができません。 こうした問題を受け、視覚を活用した新たな情報提供のアプローチが必要だと考えました。

うささ氏とのコラボレーション



うささ氏は、聞こえない世界を描く漫画家であり、彼の作品は聴覚障がいのある方々の生活を温かく描いています。私たちは、彼のユーモラスで温かみのあるタッチで解体工事の危険性を表現してもらうことを希望し、依頼しました。

今回制作された現場シートには、解体工事の状況を視覚的に伝えるためのキャラクターやメッセージが盛り込まれています。特に、うささ氏の描くうさぎのキャラクターを中心に据え、子供たちにも親しみを持ってもらえるようなデザインとなっています。「危険防止のため、はなれてお通り下さい」というメッセージが加わり、聴覚に頼らずとも、危険を認識できるよう配慮されています。

今後の展開と社会的意義



タミヤホームは、今回の現場シートを今週より一都三県の工事現場に置き、安全意識の向上を図ります。また、地域社会との良好な関係構築を目指し、聴覚に関する新たな取り組みを進めていきます。

うささ氏も自身のSNSで、このプロジェクトに対する喜びのコメントを寄せており、聴覚障がい者と聴者の情報格差を埋めることができる取り組みが広がることを期待しています。

解体工事現場という一見恐れられる場所も、うささ氏のデザインによってより親しみやすさを持つ場所となるでしょう。タミヤホームは、解体業を通じて、誰もが安心して暮らせる社会づくりに貢献していきます。

この取り組みは、一般的な安全対策としてだけでなく、聴覚障がい者にも配慮した社会の形成を目指すものです。私たち一人一人が協力し合うことで、より良い未来を築くことができるのです。


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会社情報

会社名
株式会社タミヤホーム
住所
埼玉県所沢市中富1282-4
電話番号
03-5157-3933

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