妊産婦向けの新しい選択肢「HASKO」とは
最近、合同会社ハスラボが開発したレンコンパウダー「HASKO」が、一般社団法人日本マタニティフード協会によってマタニティフード認定を取得したという嬉しいニュースが飛び込んできました。このパウダーは、茨城県土浦市で生産されたレンコンを100%使用し、栄養をしっかりと保持するため、特殊な低温乾燥法で粉末化されています。無添加で安心して食べられるこの商品は、妊産婦を含んだ家族全員に健康的な食事を提供することを目的としています。
背景にあるレンコンの廃棄問題
茨城県土浦市は日本一のレンコン生産地ですが、実は見た目や規格に合わないために多くのレンコンが廃棄されるという問題も抱えています。合同会社ハスラボはその状況を改善したいと考え、2022年9月からの開発期間を経て「HASKO」の商品化に至りました。特に、協力農家から年間約10トン以上のレンコンが廃棄されている現実は、ハスラボにとって深刻な課題でした。このようななか、HASKOはフードロス削減に寄与する新たな商品として誕生しました。
「HASKO」の魅力
HASKOは妊産婦や子供、高齢者にも優しい食品です。特に、食物繊維の豊富さや、食事に取り入れやすい粒子の細かさが特徴です。ヨーグルトに振りかけて手軽に食べることができ、またグルテンフリーのため小麦粉の代替品としても利用できます。さらには、漢方や薬膳に用いられる素材であるため、その効果には期待が持てます。美容や免疫力向上、ダイエット効果など、幅広く利用できる点も見逃せません。
HASKOは120gのパウダーに対して800gものレンコンを使用し、その栄養価を最大限に引き出す形で加工されています。無添加であることも、妊産婦にとって安心材料です。価格は1560円(税・送料別)で、公式サイトなどで購入可能です。
日本マタニティフード協会との連携
一般社団法人日本マタニティフード協会は、妊産婦さんが安心して食事を選べるように、特に妊活・妊娠・授乳中の女性に推奨される食品にマタニティフードマークを付与する活動を行っています。このマークは、栄養学の専門知識がない方でも簡単に安全な食品を選ぶ手助けをしてくれます。HASKOもこの認定を受けたことで、安心して使用できる商品となりました。
ハスラボの取り組み
合同会社ハスラボは、地域の農業を支える新たなモデルを築き、持続可能な農業と健康的な食生活の実現を目指しています。「HASKO」を通じて、妊産婦とその家族が安心できる食事を提供するという理念を持ち、その実現に向けた努力を続けています。農業界が抱える様々な課題に取り組む姿勢は、多くの人に支持されており、最近ではソーシャルプロダクツ・アワード 2024にて受賞するなど、その成果が認められました。
今後もHASKOを通じて、食の安全性と持続可能性の向上に貢献することを期待しています。
まとめ
妊産婦向けのフード選びは重要です。「HASKO」のように、地域の資源を活かし、食品ロス問題に取り組む商品が増えることで、より多くの人々が安全で安心できる食生活を実現できることでしょう。これは単なる製品の開発にとどまらない、地域社会全体を巻き込んだ大きなムーブメントといえます。