岡山大学、ジャカルタ事務所を開設
2024年9月24日、国立大学法人岡山大学がインドネシアのダルマ・プルサダ大学内に、日本留学促進のための海外ネットワーク強化事務所を開設しました。開所式には、日本の教育機関やインドネシアの政府関係者が集まり、教育交流の重要性を再確認しました。
開所式の様子
式典には、在インドネシア日本大使館の永井克郎次席公使をはじめ、インドネシアのナンディ国際部長やUNSADAのアグス・サリム・ダスキ学長など、約60名が出席しました。永井公使は、岡山大学がこの事務所を通じて、日本とインドネシアの関係を強化する人材の育成につながることを期待していると述べました。
一方、アグス学長も教育が両国の友好関係を深める上で重要な役割を果たすと語り、開所式を一つのマイルストーンとして捉えていることを強調しました。
セミナーと交流
開所式後には、日本への留学事情についての勉強会や、日本留学セミナーが開催されました。各大学の教職員が登壇し、自校の特徴や日本留学の魅力について紹介しました。特に、生口教授は岡山での生活に関する情報を提供し、留学を希望する約400名の学生に日本への理解を深めてもらう絶好の機会となりました。
今後の展望
今後、岡山大学のジャカルタ事務所では、教育機関や帰国同窓会などと提携し、インドネシアからの留学希望者に対する支援を進める予定です。また、岡山大学は文部科学省からの委託を受け、ASEANからの留学生誘致を目指す事業を展開していきます。具体的には、留学生数を現在の2.7倍に増加させることを目指し、インドネシアやマレーシアを重点国と位置づけています。
教育や国際交流は、国と国をつなぐ重要な架け橋となります。この岡山大学の取り組みが、より多くの学生に新たな学びの場を提供し、日本とインドネシアの交流をより深めることに寄与していくことでしょう。岡山大学の意欲的なプログラムを引き続き期待しましょう。
岡山大学の役割
岡山大学は、地域中核の研究大学として、持続可能な開発目標(SDGs)の支援にも取り組んでいます。この事務所の開設は、教育の国際化を進めるだけでなく、地域企業や産業界との連携を通じて、グローバルな人材育成に貢献するものです。
岡山大学は引き続き、地域と密接に連携しながら、次世代を担う学生たちを育て、国際社会における役割を果たしていきます。