食パン専用コロッケ
2022-04-08 08:50:01

昭和の味を詰め込んだ食パン専用コロッケ誕生の背景

昭和の味を詰め込んだ食パン専用コロッケ誕生の背景



広島県福山市で、創業から65年以上の歴史を持つ「有限会社スリーホープ」が、食パン専用のコロッケ「三友のカクコロ」を発表しました。このコロッケは自社のショッピングサイトで2022年4月11日から販売され、プレーンタイプが350円(税込/3個入り)、チーズ入りタイプが350円(税込/2個入り)で提供されています。

スリーホープは、創業当初から守り続けている製造方法に基づき、手作りにこだわってきました。特に、二日間かけてゆっくりと時間をかけて作ることが特徴で、これによりコロッケの味や食感を大切にしています。今回の新作「三友のカクコロ」は、食パンに最適な形状と味を追求し、昭和レトロの風合いを感じられるデザインに仕上がっています。

かつて、福山市を中心に卸されていた初代コロッケは、揚げたてのサクサクした食感が特長でしたが、店頭で時間が経つにつれその食感が損なわれてしまいました。また、地域を離れた福山出身者から、昔のコロッケを懐かしむ声が多く寄せられることから、思い出の味を届けたいという気持ちがこの商品の開発につながったのです。

さらに、スリーホープはコロッケを家庭でも手軽に、かつアレンジしやすい形で楽しんでもらうための工夫を重ねてきました。特に「三友のカクコロ」は、角までしっかりとコロッケの味を楽しめるサイズや厚みで設計されており、試作を経て約3ヶ月の時間をかけて完成を迎えました。これにより、朝食の忙しい時間でも美味しいコロッケパンが簡単に作れるようになりました。

最近では冷凍技術や食品製造技術の進歩により、多くの食品が大量生産される時代ですが、スリーホープのコロッケは手間暇かけて丁寧に作られています。例えば、ゆがいたじゃがいもを一晩寝かせることでさらに美味しさを引き出すなど、昔ながらのレシピを守り続けているのです。そのため、製造量には限りがありますが、1つ1つのコロッケには創業以来の情熱と想いが込められています。

スリーホープのコロッケは、ただの食べ物ではなく、世代を超えて受け継がれる「思い出の味」として育てていきたいという願いが込められています。これからも、福山の地から全国へ広がるこの昭和の味を楽しみに、多くの人々が「三友のカクコロ」に親しむことでしょう。

会社情報

会社名
有限会社スリーホープ
住所
広島県福山市加茂町芦原100-21
電話番号
084-983-1550

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