AI空調の実現
2024-10-11 01:48:17

AIスマート空調でエネルギー消費を大幅に削減、神戸大学とJDSCの協力が実現

神戸大学とJDSCによるAIスマート空調の実現



近年、エネルギー効率を向上させるための新技術の開発が急務となっています。特に、エアコンや暖房機器が占めるエネルギー消費の大部分を削減することが求められており、神戸大学と株式会社JDSCによる「AIスマート空調」が注目されています。この技術は、空調消費エネルギーを約40%以上削減できることが実証されており、今後の実用化に向けた期待が寄せられています。

JDSCと神戸大学の連携



JDSCは、東京都文京区に本社を置く企業で、AIとデータサイエンスの分野で高い技術を持っています。彼らは、神戸大学が開発した「AIスマート空調」の社会実装プロジェクトに技術提供を行っており、特に空調システムのエラーや不具合の自動検出、アルゴリズムの改善に力を入れています。また、この取り組みには神戸大学発のスタートアップであるKOBEイノベーションガレージも参加しており、共同で技術の高度化を目指しています。

AIスマート空調の特徴



「AIスマート空調」は、IoTデータを駆使して、外気温、顧客の服装、人流などの要素から熱需要を予測します。この技術により、快適性を維持しつつエネルギー消費を制御することが可能となります。実証実験では、実際に空調消費エネルギーを大幅に削減する成果を上げており、その数値が示す通り、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩といえるでしょう。

ただし、この技術のさらなる発展には、データの詳細な分析や不具合原因の特定が必要です。これは、供給系、需要系、気流系など多くのモジュールから成る複雑なシステムであるため、高度な専門性を要します。JDSCはこれまでにも、ダイキン工業と共同でAIを活かした空調へのアプローチを進めてきており、豊富な知見や専門的スキルを生かして、このプロジェクトを支えています。

神戸大学の期待



神戸大学の特命教授、長廣剛氏は「AIスマート空調」の運用にあたり、JDSCの技術に対して大きな期待を寄せています。この協力関係を通じて、AIスマート空調が社会に浸透していくことが期待されます。

未来への展望



JDSCは今後も、蓄積されたデータに基づいたAIや機械学習、数理最適化の技術を活用し、日本の産業の課題解決に寄与することを目指しています。産学官を問わず、幅広い分野での技術展開と課題解決が進むことで、日本全体のテクノロジーがアップグレードされることでしょう。

JDSCのイベントについて



さらに、JDSCは2024年10月23日に、自社ウェビナー「UPGRADE JAPAN !! JDSC DAY 2024」を開催します。このイベントでは、ダイキン工業や三井物産グループなど、業界のリーディングカンパニーと共に、AIとデータを活用した最新の課題解決事例やDXの未来について議論します。基調対談には東京大学の越塚教授やJDSC代表の加藤氏が登壇し、AI時代におけるデータ活用の戦略について語ります。

神戸大学とJDSCの「AIスマート空調」は、持続可能な未来に向けた重要なステップを示す技術であり、今後の実用化が楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社JDSC
住所
東京都文京区小石川1-4-1住友不動産後楽園ビル16階
電話番号

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