AMI株式会社、デジタルバイオマーカーDNP-ASの薬事承認を取得

AMI株式会社とデジタルバイオマーカーDNP-ASについて

AMI株式会社（以下「当社」）は、2025年12月25日に汎用心音計用プログラム「デジタルバイオマーカー DNP-AS」の薬事承認を取得しました。これは、AI医療機器の開発や遠隔医療サービスの実装に向けた重要な進展を意味します。当社は、鹿児島県鹿児島市に本社を構え、熊本県水俣市に本店を持つ企業で、医療の未来を形作るべく奮闘しています。

薬事承認の詳細

「デジタルバイオマーカー DNP-AS」は、心音計から取得した心音及び心電のデータを解析して、大動脈弁狭窄症の中等度以上を推定します。また、このプログラムは心臓超音波検査の必要性の判断をサポートします。重要なのは、これについての解析結果だけで病気の診断を確定することは目指していない点です。これは、医療機関における診断の質を高めるためのツールとして位置づけられています。

代表取締役CEOの言葉

CEOの小川晋平氏は、今回の薬事承認に際し、「新しい治療法が登場する中で、適切なタイミングで患者を治療につなげることが、特に重要である」と述べています。彼の医師としての経験が、このプロジェクトの根源にあります。特に、彼が2013年にTAVIという新しい治療法に関わったことが大きな影響を与えています。新しい治療の価値を最大限に引き出すためには、早期発見が不可欠であると痛感しているようです。

また、「超聴診器」という新しい概念の研究開発も進行中で、これによりより多くの心疾患を見逃さず、患者の命を救うことに貢献しようとしています。これを実現するため、Visionとして「超聴診器によって心疾患を見逃さず、一人でも多くの救える命を治療へつなげる」ことを掲げています。

AMI株式会社のビジョン

当社は、医療機器の開発だけでなく、関連サービスの社会実装にも邁進しています。目指すのは、「いつでも、どこでも、だれでも、最適な医療が受けられる社会」です。この理念は、創業以来のミッションとして掲げており、患者が必要な医療を適切に受けることできる未来を実現するために日々努力を重ねています。

NEDOとの連携

この薬事承認は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の助成事業によって得られた成果の一つです。当社は、今後もこのような取り組みを続け、医療の革新を推進していく所存です。

今後の展開

薬事承認は、我々にとって一つの成果に過ぎません。今後はこのスタートラインから、真の社会実装に向けて着実に進んでいくことが求められます。医療技術の進化は待ったなしの課題であり、私たちはその解決に貢献するために全力を尽くします。

私たちの在り方は、単に新しい製品を開発するのではなく、人々の健康を守り、生活の質を向上させることにあります。これからも、医療従事者の方々と共にサポートし、未来の医療を築いていく自信があります。

さらに、当社のプロモーション動画や取り組みについての詳細は、公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルからご覧いただけます。これは医療従事者向けの情報としても役立ちますが、一般向けの広告ではありませんのでご注意ください。