Mechinno社の取り組み
イタリアのボローニャを拠点とするMechinno社は、自動車業界を中心に、高度なエンジニアリングソリューションを提供しています。彼らの顧客にはランボルギーニやフェラーリ、ドゥカティなどの名門が名を連ね、その技術の高さと生産能力に定評があります。
Mechinno社は、さまざまな業界向けの試作から最終部品製造に至るまで、幅広いニーズに応えています。「特定の部門は常に忙しく、スタイリングや試作の迅速化が求められています。そのため、私たちのような外部プロバイダーの力を借りることが多いですね」と、テクニカルディレクターのジャンニ・デル・ゴッボ氏は語ります。
Formlabs Fuse1の導入
Mechinno社は、スムーズなタスク管理を実現するために、最先端の技術とツールを駆使し、特にFormlabsの粉末焼結方式(SLS)エコシステムに目を向けました。Fuseシリーズを導入することで、高品質なナイロン部品の製造が可能となり、生産過程を大幅に効率化することができました。デル・ゴッボ氏は「市場には数多くの3Dプリンタの供給者がいる中で、FormlabsのFuse 1+ 30Wはコストと品質のバランスが最も良かった」と選定理由を述べています。
優れた表面仕上げ
Mechinno社がSLS方式を選択した理由は、部品の表面仕上げにあります。SLS方式で製造された部品は、従来のFDMプリンタよりも優れた寸法精度を誇り、周囲の射出成形プラスチックとほとんど区別がつきません。デル・ゴッボ氏は「自動車会社はFDM技術よりもSLS方式を好む傾向があり、クオリティにこだわった製品を提供するためには重要な要素です」と強調します。
増員可能な生産フロー
Fuseシリーズは、その柔軟な構成により、生産需要の波に応じて増設が容易です。Mechinno社は、初期コストを抑えつつ、必要に応じて新しいマシンを追加しながら成長することができました。「HP5200と比較して、Fuseシリーズは初期投資とメンテナンスコストが大幅に抑えられ、需要に応じて追加購入しやすいのが魅力です」とデル・ゴッボ氏は言います。
高度な製品製造
Mechinno社がFusionシリーズを選んだことで、HVACカバーのような製品のプロトタイプ製造にも成功しました。FDMでは実現できなかった品質とサイズを持つ部品を、常温熱可塑性プラスチック溶接技術によって結合し、ビルドボリュームを超えた大きな部品の製作が可能になりました。「弊社では部品の品質に驚きを感じており、顧客満足度も非常に高いです」と自信を持って話します。
さらなる成長を目指して
Fuseシリーズの導入によって、Mechinno社は受注数を獲得し、業務を拡大する好循環を生み出しています。デル・ゴッボ氏は「私たちはクライアントから良いフィードバックを得ており、リピートオーダーが増加しています。これによりビジネスは確実に成長しています」とまとめました。
今後もMechinno社は、Formlabs製品を通じて製造業の革新と発展に寄与していくことでしょう。もっと詳しい情報は、システムクリエイトの公式サイトをチェックしてください。また、製造業務を進めるうえでのご質問やお問い合わせは、同社までお気軽にお寄せください。