世田谷区役所に新たに導入されたAIインフォメーションシステムの全貌
世田谷区役所がより便利なサービスを提供するために、AIインフォメーションシステムを導入しました。このシステムは、タケロボ株式会社が辿り着いた技術の結晶であり、来庁者に対してスムーズな案内を行うことができる革新的なツールです。
AIインフォメーションシステムの特徴
この新しいシステムには、音声認識と発話機能、さらに21.5インチのタッチパネルが装備されています。これにより、来庁者は自分の言葉で必要な情報を伝え、その結果に基づいて必要な案内を受け取ることが可能です。例えば、来庁の目的を話すと、該当する担当課や窓口の情報を音声と画面を使って案内してくれます。
多言語対応で国際的に
特に注目すべき点は、このシステムが日本語だけでなく英語でも対応しているという点です。これにより、多様な背景を持つ来庁者が安心して利用できる環境が整備されています。国際化が進む現代において、このような多言語対応は極めて重要です。
スマホとの連携と見やすさ
また、担当課を見つける際には、二次元バーコードを利用した地図表示機能も搭載されています。来庁者は表示されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、地図を簡単にアクセスできます。さらに、21.5インチの大画面によって、どんな案内図も見やすく、多くの人にとって使いやすい設計になっています。
利用状況の確認と自動運転の利便性
AIインフォメーションシステムは直近の利用状況を確認する機能も持ち合わせています。実際に来庁者とAIがやりとりした内容や情報を蓄積し、担当者が後で分析することも可能です。これによって、今後のサービス向上に役立てられることでしょう。なお、システムは開庁時には自動的に起動し、閉庁時には自動で終了するため、ユーザーへの利便性が追求されています。
導入の背景と今後の展望
このAIインフォメーションシステムは、日本管財株式会社を通じて世田谷区役所に導入されたもので、今後、ますます多くの区役所や行政機関にも波及する可能性があります。この動きは、行政サービスのデジタル化を進める上で重要な一歩となるでしょう。
タケロボの代表取締役社長である竹内清明氏は、「来庁者と行政との距離を縮め、よりよいサービスを提供するための重要なツール」としてこのシステムの意義を強調しています。これからも世田谷区役所を利用するすべての人にとって、利便性を高めるための新たな取り組みが期待されます。
会社情報
今回のシステムを開発したタケロボ株式会社は、東京都品川区に本社を置き、AIやロボットの企画・開発・製造・販売を行っています。今後も利用者のニーズに応じた技術の開発が期待されます。詳細は公式サイトをご覧ください。
タケロボ株式会社の公式サイト