未来の余剰電力研究
2025-04-30 15:29:21

アイ・グリッドと慶應義塾大学が共同研究開始!未来の余剰電力トレーサビリティを追求

共同研究が切り開く持続可能な未来



株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(以下「アイ・グリッド」)と慶應義塾大学・未来光ネットワークオープン研究センター(以下「慶應義塾大学」)は、再生可能エネルギーの需要が高まる現代において、余剰電力の地域循環型トレーサビリティに関する共同研究をスタートしました。この取り組みは、発電所で生み出された余剰電力のトレーサビリティをリアルタイムで実現し、新たなサービスを生み出すことを目的としています。

再エネの需要と課題



現在、2050年のカーボンニュートラルを見据え、再生可能エネルギーの導入や活用が急務となっています。日本政府の第7次エネルギー基本計画では、2040年度には電源構成の40%以上を再エネで賄い、特に太陽光発電の比率を大幅に引き上げる目標が掲げられています。しかし、この進展に伴い出力抑制の問題も浮上しており、最適な電力供給の仕組みが求められています。リアルタイムでのエネルギー供給が必要とされる中、アイ・グリッドと慶應義塾大学が手を組むことで、新たなビジネスモデルを構築していくことが期待されています。

アイ・グリッドの取り組み



アイ・グリッドは、自社が保有する全国の屋根上太陽光発電施設を運営し、その余剰電力を他の施設に供給できる循環システムを開発しています。このスキームは、地域内でのエネルギー自給自足を実現するための重要な要素となっています。さらに、同社はトレーサビリティ技術を活用し、発電場所と消費場所を結びつける仮想マッチングの研究を進め、本研究を通じて再エネの付加価値を向上させる意義を掲げています。

慶應義塾大学の専門性



今回の共同研究において、慶應義塾大学の山中特任教授はエネルギーヴァーチャルネットワークオペレーター(EVNO)の研究で知られています。彼の専門分野である分散エネルギー管理には、P2P(Peer to Peer)やブロックチェーン技術を用いた新たな通信ネットワークの研究も含まれます。この技術を活かして、電力供給の需要と供給の最適化を図ることで、効率的なエネルギーネットワークの構築が期待されます。

研究内容と目的



本共同研究は、具体的に余剰電力のデータを活用し、発電場所と消費場所をリンクさせることに取り組みます。アイ・グリッドのデータを基にし、企業間の電力融通や地域内の循環可能なエネルギー供給の検証が行われます。この仮想マッチング技術は、企業や地域におけるエネルギーの価値を向上させ、さらには脱炭素社会の推進に寄与することを目指します。

研究の将来展望



本研究は、2025年4月から2028年6月までの期間にわたって実施される予定で、持続可能な再エネ社会の実現に向けた重要なステップとなります。アイ・グリッドと慶應義塾大学が協力することで、地域のエネルギー自給率の向上や、新たなビジネスモデルの創出に寄与することが期待されています。

アイ・グリッドと慶應義塾大学の概要



アイ・グリッド・ソリューションズについて


アイ・グリッドは、太陽光発電を中心としたエネルギーソリューションを提供する企業で、国内実績No.1を誇ります。

慶應義塾大学 未来光ネットワークオープン研究センターについて


慶應義塾大学のこの研究センターは、スマート社会を目指すためのオープンラボであり、国内外の機関と連携しながら相互ユニークな研究開発を進めています。

共に未来を見据えたこのプロジェクトに期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
住所
東京都千代田区麹町三丁目7番地4秩父屋ビル3階
電話番号

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