自然環境を守るための全国大会、12月に東京で開催

自然環境を守るための「ナショナル・トラスト全国大会」開催

東京都豊島区の西池袋にて、公益団体である日本ナショナル・トラスト協会が主催する「第43回ナショナル・トラスト全国大会」が、2025年12月6日に開催されます。この大会では、地方自治体や市民が手を取り合い、重要な自然環境を保全するための取り組みについて話し合われます。

全国大会の目玉

今回の大会の特別ゲストには東京都清瀬市の市長、澁谷桂司氏が招かれます。澁谷市長は、地域の自然を守るための公有地化の進め方について講演を行います。清瀬市は、日本国内でも自然保全の先進例として知られており、その取り組みがどのように地域社会に貢献しているのかを伺える貴重な機会です。

自然環境の保全が求められる理由

現在、自然環境は急速に減少しています。特に日本では、土地の減少は著しく、その保全が求められています。国際的な目標である「ネイチャーポジティブ」に基づき、陸と海のそれぞれ30%を健全な自然として保全する「30by30」が掲げられ、各国がアクションを起こしています。日本ナショナル・トラスト協会もこの目標の達成に向けて積極的に取り組んでいます。

イベントの詳細

【開催概要】

- 日時: 2025年12月6日（土）14:00～16:15（交流会 16:30～18:00）
- 場所: IKE・Biz としま産業振興プラザ6F 多目的ホール（東京都豊島区西池袋2-37-4）
- 定員: 150人
- 参加費: 無料（交流会は大人2000円、18歳未満は無料）
- 対象: トラスト団体のメンバーや、その活動に関心のある方
- 後援: 環境省、ビオトープ管理士会
- 協賛: 竹中工務店

【プログラム】

- 講演: 澁谷桂司氏による「次世代へ自然よ届け」

市長は、清瀬市の緑地保全の最前線と、その取り組みの成果について講演する予定です。

- トラスト団体からの報告:

- 愛宕山のナショナルトラスト活動
- 妻籠宿の取り組み
- 三浦半島の生物多様性保全

- 協会の活動報告:

協会の最近の活動についての報告も行われます。

申し込み方法

この全国大会は、どなたでも参加可能です。事前に公式サイトからのお申し込みが必要です。また、メールや電話、FAXでの申し込みも受け付けています。参加希望の方は、氏名や電話番号などを記入し、申込を行ってください。

主催者からのメッセージ

日本ナショナル・トラスト協会の会長、池谷奉文氏は「土地の取得は自然を守るための最も重要な手段です。地域の自然を確実に守るには、自治体や市民との協力が欠かせません」と述べています。全国での保全活動を通じて、多くの方々が自然を守る活動に関心を持ち、参加していただけることを期待しています。

この大会は、自然環境の保全に対する理解を深めるだけでなく、各地の活動を通じて交流を図る絶好の機会です。ぜひご参加ください。