現代の購買行動におけるメールマガジンの重要性を調査
ユミルリンク株式会社とライトアップは、SNSや生成AIが生み出す新たな検索・購買行動の変化に着目し、メールマガジンの役割について共同調査を実施しました。この調査から、現代の読者が求める情報や、メールマガジンの価値が明らかとなっています。
調査の背景と目的
現代社会において、私たちはSNSやAIの影響で自分の好みに特化した情報に触れることが増え、いわば“エコーチェンバー化”が進んでいます。これに対し、メールマガジンは、企業が自らの言葉で情報を届けることができる貴重なメディアとして機能します。本調査は、エコーチェンバー化の中で、読者がメールマガジンに何を求めているのかを探ることを目的としています。
調査は全国を対象に行い、対象は20歳以上の男女で、メールマガジンに登録している1000人の意見を集めました。調査日には2026年7月17日が設定されました。
メルマガの開封行動
調査結果から、読者の80.7%がメールマガジンを“あとから”開封・利用する経験があることがわかりました。つまり、読者は必ずしも配信されたその日中にメールを開くわけではなく、自分の生活のペースに合わせて情報をチェックしていることが伺えます。
さらに、メルマガをきっかけにしてとった行動は、Webに限ったものではありません。「Webでクーポンを利用する」という回答が39%を占め、続いて「店舗に行く・購入する」という意見が35%に達しました。このように、メールマガジンがもたらす影響はオンライン販売だけでなく、オフラインの店舗においても結果をもたらすことが示されました。
メルマガへの信頼感
次に、読者が企業やブランドの公式アカウントやWeb媒体の中で最も信頼できるものを尋ねたところ、メールマガジンは13.2%を獲得し、YouTubeやInstagramに続く結果となりました。興味深いことに、メールマガジンを信頼する理由として、個人情報の登録や公式窓口であることが挙げられました。この点では、SNSが提供する情報とは異なる信頼感が確認されました。
メルマガの好意形成
調査では、メルマガを配信する企業に対する好意についても分析しています。「最もよく読んでいるメールマガジンを配信している企業が好きですか?」との質問に対して、54.3%が「やや好き」または「とても好き」と回答しました。特に、企業やブランドの考え方や世界観を好むと答えた人の多くが、その企業に対して強い好意を抱いていることがわかりました。
年代別の意見
また、読み続ける理由を年代別に見ると、20〜30代の読者は「中の人の温かみ」や「イベント参加型企画」を重視する一方、50代以上は「クーポン・会員特典」をより重要視していることが明らかとなりました。このように、メルマガに対する期待は、世代ごとに異なる傾向があります。
AIの活用とその影響
最後に、メルマガ配信におけるAIの活用について調査しました。読者の46.3%がメールマガジンにAIらしさを感じたことがあると回答しており、特に20代が敏感でした。好意を持っている読者はAIによる効率化を受け入れつつも、手抜きと見なされる部分には敏感であることが示されています。
この調査結果を踏まえ、企業はメールマガジンの運用にあたり、AIを効果的に活用するとともに、書き手としての温かみや個性を失わないように注意が必要です。メールマガジンは、単なる情報提供だけでなく、企業と読者との関係性を深める重要な手段であることが明らかです。今後もこの視点を持ち、メールマガジンを活用していくことが求められます。