住宅と睡眠の研究
2026-01-30 11:14:48

筑波大学と共同研究、住宅環境が睡眠の質に及ぼす影響を探る

住宅環境が睡眠の質に与える影響とは?



筑波大学で著名な睡眠研究者、柳沢正史教授が中心となり、住宅環境と睡眠の質に関する興味深い実証実験が開始されます。この実験は、2025年12月14日から始まり、睡眠における様々な環境因子の影響を科学的に分析することを目的としています。

共同実験の目的と背景



小林住宅株式会社と創建株式会社が連携し、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)及びその他の研究機関と共に行うこの実験では、実際の住宅環境が人々の睡眠の質にどのように影響するのかを詳細に調査します。近年の研究によると、日本人の平均睡眠時間はOECD諸国と比較して約1時間短い7時間22分となっており、睡眠不足による経済的損失は15兆円を超えるとされています。これは、睡眠の質向上の必要性を示す一つの証拠でもあるのです。

実験デザイン



今回の実験では、異なる環境因子が睡眠に如何に影響するかを比較するため、2つの実験棟を建設しました。同一の立地条件かつ間取り、インテリアを持つこの2棟は、睡眠に影響を与える性能を変更し、一方は高性能な住宅、もう一方は一般的性能の住宅としています。

この実験に参加する被験者たちは、それぞれの住宅に宿泊しながら、株式会社S'UIMINが提供する睡眠計測デバイス「InSomnograf」を利用して脳波を測定します。ここで得られるデータを基に、住宅環境と睡眠の質の関係を明らかにするのです。

環境因子と睡眠の質



実験では「温度」「音」「換気」「光」といった4つの環境因子が重要視されます。これらの因子を最適化することで、快適な睡眠環境を作り出し、睡眠の質を向上させる可能性があります。

特に冬季と夏季に分けて実験を行い、それぞれのシーズンが睡眠に及ぼす影響を比較する予定です。最終的な結果は2026年10月にまとめられ、睡眠パフォーマンスを向上させる「究極の睡パ住宅」の開発へと繋げられます。

睡眠不足の影響



日本における睡眠不足は、既に国民の健康や経済に深刻な影響を与えていることが明らかになっています。厚生労働省の調査によると、約20%の人が「睡眠で休養が十分にとれていない」と感じており、改善が求められています。睡眠環境の改善は、睡眠の質向上を図る一つの鍵となることでしょう。

まとめ



柳沢教授をはじめとする研究者たちの取り組みは、今後の住宅設計において睡眠環境を科学的に根拠付ける大変興味深い試みです。実証実験を通じて得られる知見が、より快適な住環境を形成し、それに伴う健康増進や経済的な効果をもたらすことが期待されます。私たちの生活に密接に関わる睡眠と住宅の関係を見直す良い機会となることでしょう。


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会社情報

会社名
小林住宅株式会社
住所
大阪府大阪市中央区平野町2-4-9淀屋橋PREX6階
電話番号
06-6766-4830

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