タキシフォリンの特許取得とその可能性
近年、健康食品や機能性表示食品市場はますます注目を集めていますが、その中でも特に株式会社DHQがこのほど取得したタキシフォリンを含有するヒト用機能性組成物に関する特許には大きな期待が寄せられています。この特許は、2025年2月10日に取得され、特許番号は第7632902号です。教育機関や研究機関と連携し、科学的根拠に基づいた製品開発を進めるDHQの取り組みを探ります。
特許の概要
株式会社DHQが取り扱うタキシフォリン原料『ラビトール』を活用し、視覚的記憶力の維持機能が科学的に検証されたことに基づいて、この特許が成立しました。この特許は、今後の製品展開に対して信頼性を高めるものとなるでしょう。
また、DHQが提案するタキシフォリンを使用した機能性表示食品には、以下のような製品があります。例えば、I1240『タキシフォリンN』は、中高年の加齢に伴う認知機能低下の一部である視覚的記憶力の維持に寄与する効果が報告されています。また、J403『ラビトールプラスタキシフォリンN』も同様の機能を持っています。
タキシフォリンのメカニズム
タキシフォリン、またの名をジヒドロケルセチンは、シベリアのカラマツに含まれるカテコール型フラボノイドで、強い抗酸化作用があることが知られています。この成分の健康への効果は動物実験でも実証されています。特に認知症モデルマウスに関する研究では、タキシフォリンを含む飼料が脳内アミロイドβの蓄積を抑制し、認知機能の改善が見られたと報告されています。
さらに、DHQが実施した試験では、タキシフォリンを1日97.2mg摂取した健常者において、視覚的記憶力の改善が確認されました。これらの研究結果が合わさり、タキシフォリンのヒトに対する有用性が証明されたのです。
今後の展望
TAHKはタキシフォリンのパイオニア企業として、今後も科学的データを基にした確かな情報提供と製品開発を進めていく意向です。この特許を活かし、新たな健康食品や機能性表示食品の開発を推進すると同時に、国内外の研究機関や企業との連携を強化し、さらなる科学的根拠の蓄積を図ります。
株式会社DHQについて
株式会社DHQは2008年に設立された企業です。タキシフォリン原料のトップメーカーであるアメチス社との独占輸入契約を締結し、国内初のタキシフォリンサプライヤーとして事業を展開しています。その成長は近年も続いており、将来のさらなる展開に期待が寄せられています。
株式会社DHQ担当者:土屋 淳
東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル1階
E-mail:
[email protected]
タキシフォリンに関する研究と製品展開が、我々の健康にどのように貢献するか是非注目したいところです。