渋沢栄一展 ー渋沢栄一の遺したもの、その発展に触れる
銀座・和光本館で開催されている「渋沢栄一展」は、8月11日から22日までの期間限定で開かれています。この展覧会では、渋沢栄一が残した数々の遺産やその発展を体験することができます。展覧会では、彼が創業した企業の製品や資料を通して、渋沢の影響力を感じられる機会が与えられています。
渋沢栄一が愛した山高帽
渋沢栄一が設立を後押しした企業の一つが、日本初の製帽会社である「東京帽子株式会社」です。そのブランドで生まれたトーキョーハットは、彼が愛した山高帽(ボーラーハット)をリスペクトしながら製造されています。この展覧会では、その復刻版が税込63,800円で販売され、渋沢の意志を継ぐ帽子のバリエーションに触れることができます。
自然素材が生きる「かみのいとOJO+」
また、渋沢は日本初の洋紙会社「抄紙会社」を興し、現在は王子ホールディングス株式会社として展開。ここで生まれた天然和紙糸繊維の「かみのいと OJO+」は、軽量で通気性に優れ、季節を問わず快適に過ごせる素材として現在も活躍しています。
コラボレーションアイテムの魅力
渋沢が創業したトーキョーハットとOJO+がコラボレーションした帽子も展覧会で実物を手に取ることができ、実際に体験・購入することが可能です。和光別注のOJO+バケットハットは税込16,500円で販売され、デザインと機能性を兼ね備えたアイテムです。
オーダー会で自分好みの帽子を
さらに、トーキョーハットでは、フェルト製造の伝統を生かし、数万通りのデザインから選ぶことができるメンズ・レディース向けのフェルトハットオーダー会も開催しています。オーダーの際には、藍で染めたOJO+やシープレザー、カシミヤなど高品質な生地から選ぶことが可能です。
藍の文化を体験
加えて、渋沢の出自にまつわる藍をテーマにした貴重な資料や藍染体験も用意されています。こうした文化背景の体験も、渋沢栄一の深い理解を深める良い機会となるでしょう。
ギャラリートークで知識を深める
展覧会のもう一つの魅力は、渋沢関連の専門家による「ギャラリートーク」です。これには、渋沢栄一の人物像や銀座との関わり、和光の創業者である服部金太郎との関係など、様々な視点から渋沢の歴史とその発展を探ることができる全23回の講演が用意されています。参加には事前予約が必要ですが、渋沢の貴重な映像も交えた内容は、観客にとって価値ある経験となるでしょう。
終わりに
経済や文化の発展に多大な影響を与えた渋沢栄一。その偉業を通じて、現代に生きる私たちも何か新しい発見ができるかもしれません。ぜひ、今回の展覧会でその一端を体感してみてはいかがでしょうか。詳細や予約は、和光のホームページで確認できます。
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