蘇生会総合病院が描く脳神経外科の未来
京都市伏見区に位置する蘇生会総合病院は、脳神経外科領域において2025年に新たな体制の構築を進めており、この1年間で多くの重要なステップを踏んできました。特に、急性期医療体制の強化に向けた取り組みが顕著であり、地域医療連携を一層深化させることを目指しています。
KSNチームの始動
2025年4月、脳神経外科主任部長の野田公寿茂医師を中心に「KSN(Kyoto Soseikai Neurosurgery)チーム」が始動しました。野田医師は、開頭手術や血管内治療、内視鏡治療を組み合わせた多様な治療体制を整備し、24時間365日「断らない医療」の実現を目指しています。地域の医師との信頼関係を築くことで、安心して治療を受けられる環境を整え、地域医療の発展に寄与しています。
脳卒中ホットライン開設
2025年8月より、脳神経外科では「脳卒中 × 救急ホットライン」を開設し、患者や他の医療機関からの相談に対し、医師が直接対応する体制が整いました。このホットラインにより、迅速な判断と受け入れが可能となり、緊急性の高い脳卒中患者に対して昼夜問わず即時対応できます。この体制により、「断らない医療」の理念が一層実現され、地域の医療連携の強化にもつながっています。
SCU(脳卒中ケアユニット)の開設
2025年11月には、SCUが開設され、24時間365日、専門の担当医と看護師が常駐する体制が整いました。これにより、救急搬送から治療まで一貫した対応が可能となり、早期治療の提供が実現しました。治療内容では、開頭手術、血管内治療、内視鏡治療が組み合わされ、症例に応じた最適なアプローチが行われています。
医療チームの拡充
この1年で常勤医師2名が増え、脳神経外科は常勤医師8名の体制に強化されました。京都府内で脳神経外科の常勤医師が8名以上在籍する病院は限られており、蘇生会総合病院は地域の中核病院として、大学病院に次ぐ規模の脳神経外科チームを有しています。これにより、急性期の脳卒中医療に対し24時間体制で対応し、「断らない医療」を実現できる基盤が築かれました。
さらに、脳神経内科の常勤医師とも連携を図り、脳卒中の急性期治療から再発予防まで包括的な診療体制も整っています。SCU専従の看護師も配置され、多職種チーム医療が強化されることで、患者にとってより良い医療が提供されています。
今後の展望
今後、蘇生会総合病院の脳神経外科は、KSNチームを中心に、SCUやホットラインの体制をさらに強化していく方針です。地域医療機関との連携を一層深化させていくと同時に、救急医療や専門治療、教育の三位一体の体制を構築し、地域医療にさらなる貢献を果たすことを目指しています。
病院概要
医療法人社団蘇生会蘇生会総合病院は、1952年に創業し、1970年に設立されました。873名の従業員によって運営されており、290床を持つ総合病院及び介護関連事業を展開しています。
公式ウェブサイト:
蘇生会総合病院