ムスリム対策推奨マーク
2019-04-25 20:20:39
ムスリムインバウンド対策!推奨マーク導入で集客アップを狙う
ムスリムインバウンド対策の新たな取り組み
近年、日本を訪れるムスリム(イスラム教徒)の数が増加しており、多くの観光地や飲食店で対応が求められています。そのため、ハラル・ジャパン協会は、インバウンド事業者に向けた食事の選択肢を広げるために、推奨マークをリリースしました。この新しいマークは、ムスリムだけでなく、ベジタリアンの顧客にも配慮した内容となっています。
推奨マークの概要
この推奨マークには、3種類のデザインがあり、それぞれの特性に応じて使い分けることができます。具体的には以下の通りです。
1. ノーポーク・ノーアルコール:豚肉を含まず、アルコールを使用しない商品やメニュー。
2. ノーミート・ノーアルコール:肉類を含まず、アルコールが含まれない料理。
3. ノーアニマル:動物由来成分を含まない商品のみが対象です。
このように明確に表示することで、製造者と消費者の双方に安心感を提供することができます。
基礎研修とサポート体制
推奨マークの使用には、社員研修や製品確認が必要です。しかし、ハラル・ジャパン協会では一般会員に対して基本的に無料でマークの使用を認めています。また、非会員についても低価格で提供し、幅広い事業者がこの取り組みに参加できるよう配慮しています。
さらに、このマーク導入を通じて、社員には接客や販売、お客様対応の基礎に関する研修も行います。これにより、外国人観光客に対しても快適なサービスが提供できるようになります。
今後の展望
初年度には約100社への導入を見込んでおり、3年以内に500社の導入を目指しています。この取り組みが成功することで、日本とムスリムコミュニティとの架け橋となり、多様な文化が共存する社会を実現していくことが期待されています。
結論
ムスリムインバウンド対策として導入される推奨マークは、観光業界や飲食業界に新たな価値を提供するものです。ハラルに準じた商品を提供することで、旅行者が安心して利用できる環境を整え、日本の魅力を伝える一助となるでしょう。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ハラル・ジャパン協会
- 住所
- 東京都豊島区南池袋2-49-7池袋パークビル1F
- 電話番号
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03-4540-7564