リモートワークが就職活動に影響! 学生の7割超が「志望度アップ」と回答
株式会社学情が実施した、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象としたアンケート調査で、リモート勤務制度に対する学生たちの意識が明らかになりました。
調査結果によると、7割を超える学生が「リモート勤務」制度がある企業の志望度が上がるという結果に。
学生からは、「通勤時間の削減に繋がり、時間を有効活用できる」「ライフステージが変化した時にリモートで働ける選択肢があると嬉しい」といった声が挙がっています。
さらに、「フルリモート」や「居住地自由」の企業については、7割近くの学生が志望度が上がるという回答でした。「将来結婚や出産・育児などの変化にも対応できる」「海外に住みたいと考えているため、フルリモート勤務ができると嬉しい」など、将来のライフプランを考慮した意見が多く見られました。
一方で、「仕事と生活は線引きしたいため、フルリモート勤務は魅力に感じない」「自宅での作業は集中出来ないと思う」といった意見も。リモートワークに対する学生たちの期待と不安が入り混じっていることがわかります。
就職活動における「リモート勤務」の重要度上昇
今回の調査では、半数以上の学生が就職活動において「リモート勤務」の有無を重視すると回答。
「今は重視していないが、将来的には必要性を感じるようになると思う」「出産や育児で出勤が難しい場合に、リモート勤務制度があると助かる」「リモート勤務制度が整っている方が、他の面でも柔軟な対応ができる企業というイメージがある」といった意見が寄せられました。
企業側にとっても、リモートワークの導入は、人材獲得競争において重要な要素となりつつあります。学生のニーズに応える柔軟な働き方を実現することで、優秀な人材を獲得できる可能性が高まります。
リモートワーク導入の課題
企業がリモートワークを導入するにあたっては、いくつかの課題も存在します。
コミュニケーション不足: オンラインでのコミュニケーションは、対面でのコミュニケーションに比べて、誤解が生じやすいという課題があります。
集中力維持: 自宅での作業は、集中力を維持するのが難しいという声もあります。
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セキュリティ対策: リモートワーク環境における情報セキュリティ対策は、非常に重要です。
これらの課題を克服し、従業員が安心してリモートワークに取り組める環境を整備することが、企業にとって重要となります。
まとめ
今回の調査結果から、学生にとって「リモート勤務」は、就職活動における重要な要素となっていることが明らかになりました。企業は、学生のニーズを理解し、柔軟な働き方を実現することで、人材獲得競争において有利な立場を築くことが可能となります。