青森県平川市のりんご酒事業が新たなステージへ
青森県平川市に本社を持つタグボート株式会社が、地域の特産品である青森りんごを使用したりんご酒事業を展開しています。このたび、元金融庁の地域金融企画室長である日下智晴氏を顧問に迎え、事業の進化を図ることとなりました。
日下智晴氏の参画意義
日下氏は2015年から金融庁で地域金融の改革に携わり、各地の経済持続可能性の向上を目指して活動してきました。青森の豊かなりんご産業を活かし、農業、醸造、観光の連携を強化することで、地域雇用の創出とブランド力の向上を目指すタグボートのビジョンに共鳴したといいます。日下氏の就任により、地域の金融と産業、人材をつなぐ循環システムの設計が本格化します。
地域課題と取り組み
青森県は日本一のりんご生産地である一方、高齢化や農家の減少、耕作放棄地の増加といった課題を抱えています。また、生食用のりんごの需要低下も深刻です。こうした現状を打破すべく、タグボートではアップルブランデーやシードルといった加工用りんごの生産を拡大し、「りんご酒メーカー」としての地位を確立する方向性を打ち出しています。
2022年にはシードル「CRAZY CIDER」の販売を開始し、青森県特産品コンクールでは最高賞を受賞。この成果をもとに、首都圏への販路拡大を企図しています。また、次なる目標として、国際的にも評価されるお酒を目指し、ブランデー「CRAZY DAYS」の開発が進行中です。
新工場の開設
さらに、タグボートは新たな拠点として「CRAZY DAYS THE BASE」を設立予定で、アップルブランデーの製造と観光の拠点となります。受け入れ体制や安定供給の基盤を構築することで、地域農産物との連携を強化し、さらなる成長を目指すことになりそうです。
経営者の想い
代表取締役の水口清人氏は、日下氏との出会いをフォーラムを通じて実現し、彼の酒に対する豊富な知識と経験を新たな成長の道筋に生かしていく意向です。複雑な情勢の中で、地域から全国、さらには国際市場へと挑戦を進める重要な時期にあり、日下氏がパートナーとなることに大きな期待を寄せています。
りんご酒事業の未来
タグボートが目指すのは、青森県のりんご酒を世界に広め、地域の経済を活性化することです。高品質なりんごを使ったユニークな製品を提供することで、訪れる人々に青森の魅力を伝え、地域に愛される存在になることを目指しています。
日下氏の加入により、タグボートの事業はさらなる飛躍が期待されます。今後の動きから目が離せません。詳細な情報や新製品のリリースについては、公式サイトやSNSを通じて定期的に発信されていますので、ぜひチェックしてみてください。
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