人事が挑む新たな学びの場
2024年12月7日、株式会社Trustyyleが運営する「人事図書館」にて、第2回ラーニングバーが開催されました。今回のテーマは「人事が事業にインパクトを与えるには」。約60名の参加者が集まり、対話や交流を通じて興味深い情報や知見を共有しました。
多彩な交流から生まれる学び
ラーニングバーでは、参加者がウェルカムドリンクを片手にリラックスした雰囲気で交流を開始しました。4色のストラップを用いて自分が興味を持つ領域に分かれたことで、初対面の人同士でも自然に会話が弾む場が形成されました。これは、今後のスムーズなコミュニケーションを促進する工夫でもありました。
職種を超えた価値提供の重要性
最初のトークセッションでは、株式会社PeopleXと株式会社ピープルアンドデザインの勝村さん、人事図書館の館長吉田との対話が繰り広げられました。その中で、現場社員の業務理解や人事の役割についての考え方が語られ、特に「人事はサッカー選手に食事を提供するシェフであり、出勤から退勤までの仕事を深く理解すべき」との視点が印象的でした。
執念深い取り組みから学ぶ
次のセッションでは、人事図書館のメンバーである現役人事の2名から発表がありました。一人は過去の失敗を糧にした「スキル管理」の取り組みについて、もう一人は「コミュニティ型人材成長」の重要性を語りました。それぞれの経験から、成果を出すために必要な粘り強さや執念が参加者に強く伝わりました。
AI活用の重要性と人事の未来
トークセッションの合間には、参加者からの疑問にも登壇者が真摯に答えました。特に、AIの進展が人事業務に与える影響について話題が広がり、「毎日使い続けることで、人間が行うべきことが見えてくる」とのメッセージには、多くの人事担当者が共感を示しました。
繋がりが生まれる学びの場
最後に参加者全体でのキーワード共有が行われ、「しつこさ」という言葉が特に多く挙げられました。事業にインパクトを与える人事のあり方として、執念深く当たり前のことを続ける重要性が分かち合われました。解散後も、参加者同士の交流は続き、SNSやブログでの情報発信が活発に行われています。
今後のラーニングバーに期待
人事図書館は今後も定期的にラーニングバーを開催していく計画を立てています。第3回のテーマや登壇者など詳細が決定次第、公式サイト等で発表される予定です。人事関連職の仲間たちが孤独にならず、共に学び合える場を提供し続けることを目指しています。
人事図書館とは
2024年4月1日に東京人形町にオープンした人事図書館は、コワーキングスペースの提供と学びのコミュニティを兼ね備えた場所です。2000冊以上の関連書籍を有し、500名を超える会員が集い、「仲間と学びで、未来を拓く」をタグラインに運営されています。公式HP:
人事図書館