シャープ、宇宙ビジネス展に出展
2023年7月、シャープは東京ビッグサイトで開催される「第2回 SPEXA -国際 宇宙ビジネス展-」に出展します。今回のテーマは、同社の技術を駆使したLEO衛星通信のユーザー端末に焦点を当てています。これは、スマートフォンの開発で培った小型化・軽量化技術と通信技術を活用したもので、海上や山地などのセルラー通信が困難な環境でも、リアルタイムでデータ通信や位置情報の送信が可能です。
出展製品の概要
LEO衛星通信ユーザー端末【参考出展】
本ブースでは、LEO衛星通信ユーザー端末を展示し、その活用シーンも紹介します。この端末は、災害時のBCP(事業継続計画)用途にも提案されており、企業の平常時だけでなく緊急時にも頼りにされる技術です。また、次世代の現場ソリューションとして、ドローンにも搭載可能な超小型のコンセプトモデルも展示される予定です。
運用支援アプリケーション【参考出展】
LEO衛星通信ユーザー端末の運用を円滑にするための専用アプリケーションも出展予定です。このアプリケーションは端末の動作状態や周囲の障害物の有無、衛星の位置をモニタリングすることができ、障害が発生した場合には迅速に対処方法を表示します。これにより、メンテナンス作業が効率的に実施できるようになります。
実証実験の紹介
また、LEO衛星通信ユーザー端末の特性を最大限に活用した実証実験の結果も紹介されます。この端末を船舶や自動車に搭載し、様々な運用状況において実用性や課題を検証した内容を詳述する予定です。これにより、安定した通信を実現するための開発が進められています。
出展詳細
出展は東京ビッグサイトの南展示館棟、衛星データ・宇宙空間活用エリア S6-34にて行われます。今後の発展が期待されるLEO衛星通信技術の最新情報をご覧になれる絶好の機会です。
この開発は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)からの助成を受けています(JPJ012368G50501)。提供される技術情報は常に進化しているため、展示を訪れた際には最新の情報を確認することをお勧めします。
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開催日程が近づくにつれ、LEO衛星通信技術に対する期待が高まっています。シャープがどのようなインパクトを与えるか、ぜひ確認してみてください。