スポGOMI ワールドカップ 2025 秋田STAGE
2024年10月26日土曜日、秋田市において『スポGOMI ワールドカップ 2025 秋田STAGE』が開催されました。この大会は、日本財団と一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブの協力により実現したもので、28チーム、84名の参加者が集まりました。優勝を果たしたのは、高校生からなる「せい!せい!せい!」というチームで、彼らが拾ったごみの総量は10.24kgでした。
スポGOMIとは?
スポGOMIは「スポーツ」と「ごみ拾い」を組み合わせた新しい形のスポーツで、3人一組で構成されたチームが制限時間内にできるだけ多くのごみを拾ってポイントを競い合います。今回の大会も、環境意識を高めるための重要なイベントであり、2025年秋には世界30カ国からチームが集う国際大会が日本で開催される予定です。
優勝チームの快挙
「せい!せい!せい!」は、全国47都道府県の予選を勝ち抜くために、2025年9月に東京で開催される全日本大会へ進出します。特に注目されたのは、彼らが集めたごみの内訳です。
- - 家事野郎・改チームは、飲食店街を中心にごみを集め2.9kgの燃えるごみと4.1kgの燃えないごみを獲得し、ポイントを稼ぐことに成功。
- - それに対抗して、「せい!せい!せい!」は、ビンや缶、たばこの吸い殻、ペットボトルを効率的に回収し、最終的に2073ポイントを記録しました。
これにより、準優勝の「家事野郎・改」チームに867ポイント差をつけて優勝を果たしました。秋田大会のごみの総量は65.83kgにのぼり、どこかの飲食店街ではごみの散乱している様子が見受けられましたが、参加者たちはその景観を変えるべく挑戦しました。
コメントと意気込み
優勝チームのメンバーは、東京での次の大会に向けて「ごみを拾うことや、捨てないことを意識していきたい」と語っています。また、彼らは「ごみを拾うことが数字として形に残り、それが街の美しさにつながる。次の大会ではその数字を伸ばして、社会貢献できるように努めたい」と意気込みを語りました。
環境意識の重要性
秋田県は263kmにわたる海岸を有し、海洋ごみ問題は深刻です。また、内陸から流れ込むごみの量も多く、地域の環境保護活動はますます重要です。昨年の大雨で川が氾濫しごみがあふれた経験から、定期的なごみ拾い活動は市民生活において必要不可欠です。
若い世代の力が、地域社会に良い影響を与え、さらには全国、国際的なレベルへと意識を拡げるきっかけになればと期待されます。環境問題に取り組む姿勢は、未来への明るい展望を示してくれます。
団体概要
一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブは、ゴミ拾いをスポーツとして捉え、健康な体づくりに貢献する活動を行っています。彼らの活動は、リサイクルや環境に対する意識を高める重要な取り組みでもあり、地域をきれいにすることを目指しています。
これからも、若者たちによる新たな挑戦が続くことでしょう。これらの活動が地域社会に多大な影響を与え、より良い未来を築く手助けとなることを願っています。