お寿司で学ぶSDGs:子どもたちが未来の海を考える
2023年11月13日、島根県松江市で「お寿司で学ぶSDGs」という出張授業が開催されました。この授業は、くら寿司株式会社と一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねが共同で実施したもので、地元の小学校で海洋環境や食品ロスについて学ぶことを目的としています。
授業の概要
この出張授業は、松江市内の4つの小学校で行われ、合計342人の児童が参加しました。授業では、海と日本プロジェクトinしまねが実施した「隠岐めしと歴史 探険隊」の体験学習に基づいた動画が上映され、地域の漁業の現状や海の恵みの重要性について子どもたちに伝えました。このプログラムは全国で展開されている人気のあるもので、島根県での開催は今回が初めてです。
プログラム内容
- - 海と日本プロジェクトinしまねの動画上映
- - お寿司屋さん体験
- - 課題解決策の考案
授業は、海や漁業に関する問題を教育するものであり、子どもたちが将来の持続可能な海を守るための意識を高める一助となっています。
授業の進行
11月13日、最初の授業が宍道小学校で行われました。そこで、子どもたちは海洋環境について学ぶため、様々な課題を紹介されました。特に、日本の漁業は資源の減少や気候変動、担い手不足といった多くの問題を抱えていることが強調されました。
授業では、「未来ではお寿司が食べられなくなるかもしれない」という衝撃的な情報も紹介されました。次に、低利用魚の活用に関する取り組みが説明され、実際にマダイやサーモンといった一般的な魚と、ボラやシイラといったあまり食べられていない魚との模型を使って学びました。子どもたちは、これらの魚を触ったり持ち上げたりしながら、今後どのような海の資源をどう活用していくべきかを考えました。
お寿司屋さん体験
授業のクライマックスは、くら寿司が開発した「お寿司屋さん体験ゲーム」です。子どもたちは、お店チームと客チームに分かれてリアルなお寿司のサンプルを使い、回転寿司のレーンを操作しました。楽しい体験の裏には、回転寿司での廃棄が発生する可能性が潜んでいることを体感し、食品ロスについての理解を深めました。
子どもたちの意見と呼びかけ
授業の最後には、どうすればお寿司を将来も食べ続けられるかについてグループで意見を出し合いました。具体的には「低利用魚を美味しく食べられるように工夫する」「残ったお寿司を動物のエサにする」といったアイディアが出されました。くら寿司の講師は、子どもたちに「今日の学びを家族に伝えることが大切だ」と呼びかけました。
授業を終えた子どもたちは、「ゲームを通じて食品ロスについての理解が深まった」「たくさんの魚がいるのに、食べられているのは少ないことに驚いた」といった感想を述べていました。
企画の狙い
くら寿司の広報担当者は、子どもたちが身近なテーマを通じてSDGsについて考える機会を提供することが重要であると考えています。また、海と日本プロジェクトinしまねは、今後も地域の企業や団体と連携し、環境問題についての啓発活動を続けていく方針です。
このような取り組みを通じて、子どもたちの未来に続く海洋環境を守る意識が根付くことに期待が寄せられています。