サンシャイン水族館で学生が育てたミズクラゲが展示水槽にデビュー！

サンシャイン水族館でのミズクラゲ展示水槽デビュー

2025年、東京・池袋に位置するサンシャイン水族館において、学生たちが育てたミズクラゲが新たに展示されることが発表されました。この取り組みは、将来の水族館業界を担う若者たちの育成を目的にした特別なプログラムの一環で、毎年、専門学校に通う学生たちに対してクラゲ飼育や水槽管理に関する講義を行っています。

学生が育てたクラゲたち

今年度、参加したのは日本ペット＆アニマル専門学校の生物産業科と、TCA東京ECO動物海洋専門学校の水族館プロデュース専攻に在籍する学生たちです。彼らは、当館の飼育担当スタッフによる指導のもと、実践的な学びを通じて、クラゲの飼育や繁殖方法についてしっかりと学びました。

およそ6ヶ月間に及ぶ学習と労力をかけて育てたミズクラゲは、学生自身の手によってサンシャイン水族館の「海月空感」という特設水槽で展示される予定です。この水槽は、日本で最大級のサイズを誇り、圧倒的なクラゲの美しさを引き立てるために作られています。

「海月空感」とは

「クラゲパノラマ」水槽は、その広さ約14メートルの巨大な水槽で、まるで暗い海の中にいるような感覚を提供します。ミズクラゲの幻想的な姿が水面で踊る様子は、訪れる人々に深い感銘を与えることでしょう。こうした取り組みを通じて、サンシャイン水族館は、クラゲの安定した展示維持を目指すとともに、教育機関との連携も強化していく方針です。

教育の現場を支える取り組み

サンシャイン水族館は水族館での知見を活かし、「環境教育」「体験学習」「生きた情報の発信」などに力を入れています。例えば、豊島区内の中学校や大学との連携による環境学習プログラムや、NPO法人との協力による商品開発ワークショップなど、地域社会への貢献も行っています。

まとめ

今回のミズクラゲ展示水槽デビューは、サンシャイン水族館と専門学校との共同プロジェクトの成果であり、学生たちが自らの成長を実感できる貴重な機会となります。今後も水族館は、教育の現場を支える取り組みを続けていく方針で、クラゲやさまざまな生き物の魅力を広く伝えることに努めていきます。ぜひ、みなさんも新たな展示を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか？