進化するオフィス環境:TRIBAWLのAI顔認証が実現した新たな働き方
近年、オフィスの効率化や安全性がますます重要視される中、AI技術の導入は欠かせない存在となってきました。特に、TRIBAWL株式会社が提供するAI顔認証ソリューション「kaopa」は、三菱地所がリニューアルを手がけた新大手町ビルに導入され、その注目が集まっています。
三菱地所の新大手町ビルに追加導入された「kaopa」
新大手町ビルは、三菱地所の新たなプロジェクトの一環として、共用部の改修やラウンジの新設に伴い、3期増床が計画されています。このタイミングで導入された「kaopa」は、ラウンジ入口や会議室の入り口に設置され、高いセキュリティ性能と共通認証ID「Machi Pass FACE」を使用した一元管理を実現しています。これにより、xLINK大手町の利用者だけでなく、他拠点の利用者もアクセス可能となります。
「kaopa」の導入によるセキュリティと利便性の向上
AI顔認証ソリューション「kaopa」は、その高い認証精度により、瞬時に利用者を特定することができます。特に、マスクや帽子を着用している場合でも0.15秒での認証が可能で、手ぶらでのスムーズな出入りを支援します。これにより、利用者は煩わしい手続きなしにオフィス内を移動でき、より快適なワークライフを実現しています。
様々なオフィスでの導入実績
「kaopa」は、2018年の新大手町ビルを皮切りに、2023年には岸本ビルや丸の内パークビル、有楽町エリアの複数拠点で導入されており、2024年には新大手町ビルの追加導入も記録しています。これにより、TRIBAWLはオフィスビルのセキュリティを新次元へと引き上げ、不動産ソリューションの新たなスタイルを提供しています。
丸の内永楽ビルにおけるフラッパーゲートとの連携
さらに、「kaopa」は2024年4月から丸の内永楽ビルの入口に設置されたフラッパーゲートとも連携します。この革新的なシステムにより、ビルのエントランスからxLINK各テナントや共有ラウンジまで、ワンストップでの入出館が可能になります。これまでの煩雑なチェックポイントを解消し、利用者にとってストレスフリーな移動環境を提供することが期待されています。
配膳ロボットの導入によるオフィスの効率化
また、丸の内永楽ビルには配膳ロボットも導入されました。これにより、カフェエリアから離れた部屋にいる利用者へも飲み物がスムーズに届けられるようになり、スタッフの負担も軽減。来客時にはロボットが飲み物を提供することで、他のオフィスビルと差別化を図るユニークなホスピタリティも実現しています。
今後の展開と企業のビジョン
xLINKは2025年に丸ビル、さらに2028年にはTorch Towerの開設を予定しており、TRIBAWLはそのニーズに応えるために技術革新を続けています。働き方の多様化に対応した居心地の良いオフィス体験を提供することで、不動産価値の向上を目指しています。こうした取り組みは、未来のオフィス環境の姿を示唆しており、業界全体の発展にも寄与することでしょう。
企業情報
三菱地所株式会社
- - 所在地:東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル
- - 設立年:1937年
- - 事業内容:オフィスビルや商業施設の開発・管理等
TRIBAWL株式会社
- - 所在地:東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング26F
- - 設立年:2021年
- - 事業内容:AI&ロボティクス事業
このように、AI技術の導入は現代のオフィス環境に新たな風を吹き込みつつあります。今後も、TRIBAWLの「kaopa」や配膳ロボットの動向に注目が集まることでしょう。