兵庫県神戸市に新たに誕生した「CPD西宮北EAST」
ダイビル株式会社が進めていた最新型マルチテナント型物流施設「CPD西宮北EAST」が、2025年7月31日に竣工し、すでに満床で運営を開始しています。この施設は、阪神流通センターに近接し、新名神高速道路や中国自動車道へのアクセスが良好で、神戸電鉄三田線「岡場」駅からも徒歩圏内という交通の利便性を備えています。
交通アクセスの充実
この物流施設は、約99,916㎡の敷地に239,795㎡という広大な延床面積を有し、地上6階建の免震構造を採用しています。特に、中国自動車道「西宮北」ICから約2kmの立地は、物流業務において大きな利点となるでしょう。テナントとして入居する企業にとっても、通勤環境が良好であることは大きな魅力です。
最先端の物流設備
「CPD西宮北EAST」は、最新の物流施設に必要なさまざまな設備を整えています。各階は最大5区画に分割でき、トラックバースは1階に70台、2階から6階に各52台、合計330台のトラックが接車できる仕様です。1階には、52台が同時に接車可能な低床トラックバースも設けており、多様な荷物に対応できます。
環境に配慮した設計
また、環境への配慮も見逃せないポイントです。断熱性能の高いサンドイッチパネルや、省エネルギー型の空調設備、全館LED照明を取り入れ、CASBEE「Aランク」、BELS「5スター」などの高評価を得ています。さらに、非常用発電機設備を設置し、入居企業のBCP(事業継続計画)にも貢献できる機能を備えています。
フレンドリーな職場環境
施設内では働く人々の職場環境にも配慮されており、熟練したドライバーや従業員のために、休憩室、ドライバー用トイレ、喫煙スペース、屋外テラス、売店などのアメニティも充実しています。効率的な貨物の搬送や保管だけでなく、働く人々にとっても居心地の良い環境を実現しています。
先を見据えた戦略
このプロジェクトは、ダイビルグループの中長期経営計画2035「BUILD NEXT.」に基づく重点戦略の一環でもあります。今後も優良な物件の取得に積極的に取り組み、物流不動産への投資を進めることで、商船三井とのシナジーを生み出していく予定です。
「CPD西宮北EAST」は、兵庫県内において重要な物流拠点としての役割を果たすことが期待されています。今後の動向が楽しみですね。