兵庫県に誕生した新たな就労支援の拠点
2026年の年明けに、兵庫県に就労継続支援B型事業所「アイランド」の新たなフランチャイズ拠点が誕生する。合同会社DKSKが運営するこの事業所では、独自の就労支援プログラムを展開し、多くの若者たちの社会参加を支援することを目的にしている。
フランチャイズ展開の意義
アイランドがフランチャイズ制度を導入したのは2025年7月のこと。多様な人材が社会に参加できる環境を整えるため、このモデルが導入されたという。第1号の加盟店には、ライバー事務所「わいぷらす」の運営者さふぇる氏(本名:中嶋淳太)が名を連ねている。彼は、ITやデジタル領域に強みを持ち、特に若い世代とのネットワークに精通している人物だ。
新拠点では、軽作業支援やパソコンの実務訓練、さらにはeスポーツ関連のプログラム、オンライン講座が提供される予定だ。定員は20名で、個々のニーズに応じた柔軟な支援を行うことが期待されている。
さふぇる氏の自己表現を促す取り組み
さふぇる氏は新拠点の開設に際して、「これまでのeスポーツの舞台で培った経験を、障がいのある方々の就労支援に活かしたい」とコメントを寄せている。彼は、デジタルスキルの習得を通じて一人ひとりが自己表現をし、社会の中で輝く機会を創出できることを目指している。
合同会社DKSKの代表コメント
一方で、合同会社DKSKの代表である島大介氏は、「第1号店にさふぇる氏を迎えられたことを大変嬉しく思います。彼のクリエイティブな発想とネットワークを条件に、これまでにない支援サービスを兵庫エリアで展開していきます」とその期待を述べた。今後、全国的にもフランチャイズの募集を広げ、多様な地域での展開を計画している。
展望と地域貢献
アイランドはこの新しい拠点を皮切りに、2026年度中に全国で5つの拠点を開設する計画を立てている。地域ごとの特性を活かし、それぞれに合ったプログラムを提供することで、障がいを持つ方々の就労機会を大きく拡充する意図がある。
若者たちが自活できる機会を増やし、社会参加を果たすための橋渡しとなるこの取り組みは、地域の未来に向けた大きな一歩になるだろう。アイランドのフランチャイズ展開がどのように展開され、どのような成果をもたらすのか、今後の動向に期待が寄せられている。