北海道における賃貸契約電子化の新時代、ファクター・ナインサービスとITANDIの連携開始

北海道の賃貸市場に革新をもたらすITANDIのサービス

イタンジ株式会社が提供する「ITANDI 賃貸管理」が、北海道で管理戸数1万戸を超える株式会社ファクター・ナインサービスと連携し、2025年8月から賃貸借契約の電子化を開始することが発表されました。この取り組みにより、不動産取引の効率化が進み、北海道の賃貸業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。

電子契約がもたらす利便性

2022年5月、改正された宅地建物取引業法の施行によって、賃貸借契約や売買契約において重要事項説明の非対面化が認められ、さらには書類の電子交付も可能となりました。この法律の改正を受け、不動産業界では電子化のニーズが急増しています。

ファクター・ナインサービスでは、2021年からすでに「ITANDI 賃貸管理」を導入し、入居申込手続きを電子化していましたが、この度、賃貸借契約もオンラインで手続きできるようになります。これにより、契約書の郵送が不要となり、最短で即日中の契約締結が可能になります。

利用者に優しいシステム

「ITANDI 賃貸管理」は、入居申込及び電子契約のインフラとして多くの賃貸仲介会社で利用されています。特に、3年連続で賃貸仲介会社の利用率No.1という実績が、その信頼性を物語っています。この取組により、入居申込から賃貸借契約の全ての手続きがオンラインで完結し、従来の手間を大幅に削減します。

このシステムでは、契約締結に必要な書類をカスタマイズし、不動産会社のニーズに応じて利用することができます。さらに、契約書がデジタル化されることで、入力ミスや契約書の偽造、不正アクセスを防ぐことも可能です。

不動産業界のDX加速

イタンジ株式会社は、未来の不動産業を見据え、業界全体のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しています。年間100万件以上の電子入居申込、また34万件以上の電子契約が実施されており、ペーパーレス化により約1,151万枚の紙が削減されています。これは、持続可能な社会を目指す上での大きな一歩と言えるでしょう。