新規事業開発プログラム「ビジネスチャレンジコース」が発表会を開催
東京都に本部を置く学校法人三幸学園が運営する「飛鳥未来高等学校」「飛鳥未来きずな高等学校」「飛鳥未来きぼう高等学校」では、新たに開設した「ビジネスチャレンジコース」における初の成果発表会が行われ、未来の事業家を育てる一環として生徒たちの創意あふれる発表がなされました。
このプログラムは2025年6月からスタートし、社会課題を見つけ、それに対して実際に事業化するための教育プログラムです。特にアントレプレナーシップ教育に特化した株式会社RePlayceとの提携により、実践型の学びが実現しています。
初成果発表会「魂の最終プレゼン」
7月28日、東京都渋谷区のNTTドコモ代々木第二ビルにて開催された初の成果発表会では、生徒たちが独自の視点を持って社会課題を解決する事業案をプレゼンテーションしました。生徒たちのリサーチやディスカッションの結果、生まれたアイディアは、多岐にわたる社会問題に対する新しい解法を提示しています。
発表テーマ①「偏差値で測られない社会」
一人の生徒は、中学時代から感じていた「偏差値重視の評価」への違和感を基に、保護者や他の高校生にインタビューを行いました。その結果、多様な価値観を認め合うコミュニティの構築が必要であることを提案しました。質疑応答では、自身の経験を織り交ぜながら、「なぜ疑問を持つようになったのか」という問いに真剣に答える姿が印象的でした。
発表テーマ②「ビュー・アジャスト:見えにくいがなくなる世界へ」
他の生徒は、視力に関する様々な問題を抱える人々へのヒアリングを基に、新型メガネのアイディアを発表しました。シーンに応じて度数を調整できるこのメガネにより、運転やスポーツなどのシチュエーションでの不便さを解消したいとの思いが込められています。彼の熱いプレゼンは審査員からも「着眼点が素晴らしい」と高評価を得ました。
審査員を務めたHR高等学院の統括ディレクター、篠田桂介氏は、「思いを形にし、他者に伝えることで新たな挑戦が生まれる。今回の発表は貴重な経験であり、大きな価値がある」とコメントし、生徒たちの未来への期待を寄せました。
新たな「キャリア探究コース」開講予定
この提携を活かし、2025年10月には「キャリア探究コース」が新たに開講される予定です。HR高等学院が提供するキャリア形成のプログラムを受け、生徒は「自分を知る」「世の中を知る」「社会とつながる」という体験を通じて、進路を見つける力を育てます。オンラインとオフライン両方の学習スタイルに対応し、都内池袋にある校舎を利用したオフライン授業も行われる予定です。
今後の目標は、生徒が自主的に未来を描き、挑戦できる環境を学習機会として整備することです。「その夢も、自分らしさも、きっとうまく行く。」というキャッチコピーを掲げ、飛鳥未来高校は生徒の成長をサポートし続けます。彼らが自分の疑問を見つけ、仲間と共に考えることで、未来へと一歩踏み出せるよう邁進していくのです。
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