環境への配慮を促進するザ・ノース・フェイスの取り組み
株式会社ゴールドウインが展開するアウトドアウエアブランド「ザ・ノース・フェイス」は、その人気製品「バルトロライトジャケット」のカーボンフットプリント(CFP)を算定しました。この結果は、環境省による「令和6年度 製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参画した一環として行われました。
「バルトロライトジャケット」のライフサイクル全体における温室効果ガスの排出量は、総量31.8kg-CO2eと算定されました。このデータは2024年秋冬発売予定の製品に基づいており、原材料調達の段階が特に排出量が多いことが分かりました。今後は、サプライヤーと連携を強化し、原材料の排出削減に向けた取り組みを推進していく方針です。
バルトロライトジャケットの詳細
この製品は、ユニセックスでサイズはL、素材はナイロン100%の表地と裏地、ダウンやレーヨンを組み合わせた中わたが使用されています。算定対象として、製品本体や収納袋、ブランドネーム、品質ネーム、吊札、製品包装のポリ袋などが含まれています。これにより、製品全体の環境負荷を明確にし、将来的な環境対策の強化に繋げようとしています。
環境ビジョン「PLAY EARTH 2030」
ゴールドウインは、7つの基本方針のもとに長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」を掲げています。具体的には、グリーンデザインの推進や脱炭素社会の実現、循環型社会の構築、生物多様性の保全と回復などが挙げられます。これらのビジョンを実現するため、製品ライフサイクル全体を通じた環境負荷の把握と対策に取り組んでいきます。
持続可能な未来へ向けた計画
今回のCFPの結果を踏まえ、ゴールドウインはリペアサービスの提供や衣類のリサイクルの促進など、廃棄段階における排出の削減も計画しています。また、今後は他のブランドの製品についても同様の算定を行い、環境負荷の軽減に向けた活動を拡大することを目指します。
株式会社ゴールドウインは、モノづくり、コトづくり、環境づくりの3つの軸を中心に新たな挑戦を支えています。素材や技術に関する研究を深め、より良い環境の実現を目指していく姿勢は、多くの消費者に支持されています。私たちがこの地球でどのように生きるかを考えることが求められる今、ゴールドウインの取り組みはその一つの指針となるでしょう。
詳細については、
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