六本木 蔦屋書店にて柏田テツヲの個展「Nearly equal」開催
2024年12月12日(木)から2025年1月13日(月・祝)まで、東京・六本木の蔦屋書店にて写真家柏田テツヲが手掛ける個展「Nearly equal」が行われます。六本木は東京の中でも特にエネルギッシュな場所として知られ、その背景の中で展開される個展には、多くの期待が寄せられています。
この個展では、柏田テツヲが自然と向き合い、共存のあり方を探求する作品が展示されます。彼の作品は、単なる視覚的な美しさだけでなく、自然との対話を通じて得た深い思索を含んでいます。柏田自身が「誰もいない森の中を歩きながら、自然と対等な存在になりたい」と語るように、彼の作品は自然と人間の関係性や環境問題に対する独自の視点で構成されています。
特別なアーティストブックの販売
本展の特別な取り組みとして、個展のタイトルを冠したアーティストブック『Nearly equal』も限定で販売されます。この本はたった99部しか制作されず、それぞれがサイン入りとなっています。アーティストブックには、柏田が実際に使用した現像に関する裏話や、フィルムに自然の要素を取り入れた経緯が記されています。これにより、読者は作品を鑑賞するだけでなく、製作過程やアーティストの思考にも触れることができます。
自然との対話
柏田テツヲは自身の作品を通して、自然と人間の関係を常に考察しています。彼は、自然の力を借りつつ自分自身のコントロールを超えた創作行為に取り組み、結果として意外な形の表現を生むことを目指します。作品には、森の川の水や雨水を用い、その映し出されたイメージの中には、その時々の自然のエッセンスが込められています。
作品制作の過程では、現像した写真を再度自然に返し、大自然の力によって受けたダメージや変化を再評価し、さらなる新しい表現へと昇華させる試みも行われています。このプロセスは、柏田自身の自然観察に基づいており、自然と人間を結ぶ新たな関係性が次第に形作られています。彼が語るように、行為そのものが自然との対話として成立しているのです。
柏田テツヲを知る
柏田は1988年に生まれ、アメリカ・カリフォルニアのロサンゼルスを拠点に活動しています。受賞歴には「YPF PHOTO AWARDS 2022」の最優秀賞や、「JAPAN PHOTO AWARD」などがあり、国内外での展示実績も豊富です。彼の作品は、自然と人間の共存について深く問いかける重要なメッセージを伝えており、多くの観客に感動を与えることでしょう。
イベント情報
- - 会期: 2024年12月12日(木)~2025年1月13日(月・祝)
- - 時間: 8:00~23:00
- - 会場: 六本木 蔦屋書店 2階 SHARE LOUNGE内
- - 入場: 無料
- - お問い合わせ: 03-5775-1515
- - URL: 六本木 蔦屋書店公式サイト
この冬、六本木で自然とアートの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。柏田テツヲのユニークな視点から生まれる「Nearly equal」をお見逃しなく。