京セラが新自動化サービス
2024-10-23 10:30:59

京セラロボティックサービスがUR社製ロボットとの連携を開始し新たな自動化を実現

京セラロボティックサービスとUR社の新たな提携



京セラ株式会社が、AI技術と3Dビジョンを駆使した「京セラロボティックサービス」を、協働ロボットのパイオニアであるユニバーサルロボット(UR社)製のロボットに対応させることを発表しました。この連携により、これまで難しいとされていた不規則作業や変種変量生産において、ロボットを自律的に操作する新しいソリューションが提供可能になります。

京セラロボティックサービスの概要



2023年11月に提供を開始した「京セラロボティックサービス」は、協働ロボットの知能化を目的としたものです。従来のプログラミング方式では対応が難しい、環境に応じて変化する作業への柔軟な対応を目指しています。これにより、ロボットは外部環境を認識し、自らの動作を生成することが可能になります。特に、人手の不足が深刻な現場では、大きな助けとなることでしょう。

UR社の実績と特長



UR社は世界的な協働ロボットのリーダーであり、これまでに9万台以上のロボットを販売してきました。彼らはリーチや可搬重量が異なる製品群を持ち、それぞれの用途に応じたロボットシステムを簡単に構築できるエコシステムを提供しています。これにより、ユーザーは最適なソリューションを自ら選び、運用することができます。

自律動作の実現



この連携によって、AIと3Dビジョンを用いた自律的な動作生成が実現され、不規則な作業と多品種生産への対応が可能になります。特に、UR社製ロボットのユーザーは、この新サービスを通じて業務の効率化を図れる見込みです。京セラのAIエンジニアとロボットエンジニアが、導入に必要なAIモデルの生成や自律化プログラムの作成を行うため、専門知識がない企業でも気軽に導入できるのが魅力です。

双方の期待



京セラロボティクス事業部の森田隆三部長は、UR社製のロボットへの対応を求める声を多く受けてきたことを強調し、今回の連携を通じて多くの顧客にサービスを提供できることを喜び多くの業務現場の効率化を支援する意気込みを示しています。

一方、UR社の日本支社代表である山根剛氏は、協働ロボットによる自動化の需要が年々高まっている中で、これまで技術的な課題から自動化を断念したユーザーへの解決策を提供できることを嬉しく思っています。今回の提携により、自動化のソリューションがより広範囲にわたり実現可能になると確信しているようです。

結論



京セラとUR社の連携により、自律的なロボット運用が現実のものとなり、多くの業務現場での自動化が加速することが期待されています。両社は、今後ともロボット活用を推進し、生産性の向上に寄与することを目指しています。この提携により、テクノロジーが新たなビジネスチャンスを生むことは間違いありません。


画像1

会社情報

会社名
京セラ株式会社 ユニバーサルロボット
住所
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。